2013年11月3日
山梨英和中学/iPad使ってオーストラリア研修44日間の思い出を発表
山梨英和中学校は2日、中学三年生が行った夏のオーストラリア研修でのiPad活用事例を生徒が発表する「英語学習×iPad教育実践発表会」を開催した。
発表では、7月22日から44日間にわたって行われたオーストラリア・メントンでの海外研修でiPadとiPadアプリが英語学習や生活、思い出のまとめなどにいかに活用されたかをグループで発表した。
研修での思い出や出来事をiPadに保存していくポートフォリオ“Pages”や“PicCollage”。プレゼンテーション資料を作成する“Keynote”。動画の撮影や編集、画像処理などを行う“ロイロノート”や“Intro Designer Lite”、“Video Star”など。英語の発音練習する“Dragon Dictation”や“Voice Recorder”、“Speak it!”は、現地ホストファミリーとのコミュニケーションに役立ったという。
また、オーストラリアでであったアプリとして紹介された地下鉄事故啓蒙キャンペーン用のゲームアプリ“Dump Ways to Die ”の紹介では、生徒全員が英語で合唱して盛り上がった。
プレゼンテーションはすべて生徒たちがiPadを使って作成し、iPadを使って発表した。発表時のiPad操作は手慣れたもので、iPad利用の習熟度の高さをうかがわせた。
山梨英和中学では、ICT活用教育を実施するため2年前に「iプロジェクト」を立ち上げ、1年半前現在の3年生にiPadを1人1台、個人所有という形で導入した。活用にあたってはロードマップを作成し、それにそって進めてきた。
三井貴子校長はiPad導入の成果について、「デジタルネイティブの子どもたちにツールを持たせると、こちらが期待する以上に使いこなしていく。プロジェクトの進行や宿題で目標設定すると、それ以上のスピードで成果を達成していく。2年前に始めたICT教育の効果は多大であると認識している」と語った。
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