2013年11月26日
富士通研究所など/人工頭脳プロジェクトで代ゼミの模試に挑戦
富士通研究所は25日、国立情報学研究所(NII)の人工頭脳プロジェクト「ロボットは東大に入れるか」(東ロボ)の数学チームに参画し、問題テキストの言語処理の一部で人の介入を許したものの、東大模試では、文系4問中2問完答、理系6問中2問完答で、文系理系とも受験者中、偏差値約60だったと公表した。
富士通研究所は、昨年度から「東ロボ」に参画し共同研究を行っている。「東ロボ」はNIIの新井紀子教授を中心に2011年にスタートし、2016年までに大学入試センター試験で高得点をマークし、2021年に東京大学入試を突破することを目標としている。
富士通研究所は、「東ロボ」(数学)を通して、NIIと共同でヒューマンセントリック・インテリジェントソサエティ(Human Centric Intelligent Society)を実現するための技術開発を行い、数理的な分析や最適化技術、計算技術を深化させ、現実世界の問題解決に必要な数理解析の自動化を目指す。
数学チームの取り組みは、人工知能学会の2013年度全国大会論文集の「深い言語理解と数式処理の接合による入試数学問題解答システム」(松崎拓也、岩根秀直、穴井宏和、相澤彰子、新井紀子)と「数式処理による入試数学問題の解法と言語処理との接合における課題」(岩根秀直、松崎拓也、穴井宏和、新井紀子)に紹介されている。
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富士通研究所
ソフトウェア技術研究所 インテリジェントシステム研究部
電 話:044-754-8830
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