2014年1月27日
CA Tech Kids/「はじめてみよう!小学生からのプログラミング学習」講演会を開催
CA Tech Kidsは24日、プログラミング教育をテーマにした講演会「はじめてみよう!小学生からのプログラミング学習」を、教育者や小学生の保護者向けに開催した。
最初に、サイバーエージェントの藤田晋社長が登壇。社会貢献できる事業を行いたいという思いからCA Tech Kidsを設立したという経緯を説明。また、会社の中でプログラミングを必要とする仕事は多いが、プログラマーが少ないため、その市場価値や給与水準が高いという現状や、子どものころにプログラミングに触れることは経営者になる上でもアドバンテージになると、プログラミング教育の意義についてビジネス面から紹介した。
続いて、CA Tech Kids設立にも関わった、サイバーエージェント人事本部採用育成部の松山雄大氏が講演を行った。その場でWebページを作りながら、プログラミングがどのようなものか解説したほか、学ぶ上でのポイントを「英語と同じ言語学習なので、とにかくプログラミング言語を使ってみることが重要」と紹介。
CA Tech Kidsの上野朝大代表は、プログラミング教育の重要性について講演。日本の状況を「公教育ではしっかりと教えられている状態ではないが、民間では近年活発化している」と説明。プログラムを学ぶことで、「自分のアイディアを表現する力」や「トライ&エラーを繰り返しながら実現する力」、「積極的に世の中に発信する能動的な姿勢」などの普遍的な力が身につくと、その利点を語った。
講演後には、実際にプログラミングを学ぶ小学生と保護者2組が登壇し、パネルディスカッションを行った。子どもたちが自分の作ったアプリやゲームを紹介したほか、保護者たちは、プログラミングを学ぶことで「自分で何でも解決するようになった」「自分の持っている知識をかたちにできるようになった」など、子どもの変化について語った。
政府が2013年6月に発表した成長戦略の中で義務教育化について言及するなど、日本ではようやく動き出した感のあるプログラミング教育だが、今回の講演会では、募集人数が当初の100名から、130名に増員されるなど、関心の高まりの一端が伺えた。
CA Tech Kidsは、サイバーエージェントのグループ企業で、小学生向けにアプリの開発やゲームデザインなどを学ぶプログラミング教育事業を展開している。
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)