2014年3月4日
筑波大学/高校生がスパコンを使って「5×5魔方陣」を解明
筑波大学計算科学研究センターは2月28日、茨城県立並木中等教育学校4年次(高校1年)杉﨑行優さんと同大学計算科学研究センター朴泰祐教授との共同研究で、スーパーコンピューター「T2K-Tukuba」を使った並列計算によって、「5×5魔方陣」のすべての解を求めることに成功したと発表した。
魔方陣とは、正方形のマス目に、縦・横・斜めの合計が同じになるよう数字を置いたもの。
5×5の魔方陣の全解は、2億7530万5224通りあることが既にわかっている。
魔方陣の求解は、すべての数字を「総当たり」で入れて正解かどうかを確かめていくのが基本だが、5×5の場合、1列の和が65とわかっているため、1列の4マスまで埋まると残り1マスは自動的に求められ、これを総当たりから除くことができる。
この考え方を「枝刈り法」と言い、杉﨑さんはこれを改良した求解アルゴリズムを考案し、スパコンに並列計算させるためのプログラミングを開発した。
筑波大学では、全国の学際的計算科学の発展に貢献するため、スパコンの一部を共同利用として提供する「学際共同利用プログラム」を一般公募で実施。2013年度は、杉﨑さんの申請が採択され、今回の共同研究が行われた。
問い合わせ先
最新ニュース
- CFC、「能登半島地震で被災した子どもの学び実態調査」の結果を発表(2024年11月22日)
- 親が選ぶ子どもに通わせたいプログラミング教育の条件とは? =「プロリア プログラミング」調べ=(2024年11月22日)
- ザクティ、長野県池田工業高校の遠隔臨場体験でウェアラブルカメラが活躍(2024年11月22日)
- 北九州市立大学、高校生向けテクノロジ・イノベーション教育事業「GEEKKイニシアチブ」を開始(2024年11月22日)
- ICT CONNECT21、水曜サロン 安藤昇氏「生成AIで変わる教育の未来」12月4日開催(2024年11月22日)
- 朝日出版社、デジタル・文法指導セミナー「CNN Workbook Seminar 2024」大阪・福岡で開催(2024年11月22日)
- 「未来の学習コンテンツEXPO 2024(冬期)」12月25日開催 企業の協賛案内を開始(2024年11月22日)
- キャスタリア、「ケニアの教育とICTの未来を考える特別セミナー」を開催(2024年11月22日)
- Mulabo!、小学5・6年生対象「親子でプログラミングを体験しよう!」12月横浜で開催(2024年11月22日)
- 教育プラットフォーム「Classi」、「学習トレーニング」機能内に動画を搭載(2024年11月22日)