2014年7月24日
旺文社/学びの武器になる広尾学園でのiPad活用
旺文社は、教育関係者向けイベント「iPadの導入によって変化する学習スタイル」を、21日にApple Store Ginzaで開催した。
イベントでは、1人1台iPadを導入している広尾学園中学校・高等学校の金子暁教務開発統括部長が登壇。iPad導入の理由や導入に至った経緯や、カリキュラム内での活用方法などについて語った。
広尾学園で初めて生徒の学習端末を導入したのは、2010年のインターナショナルコースへのMacBookだった。翌11年には理系の医進サイエンスコースにiPadを38台、12年には中学新入生 医進サイエンスコースにおなじくiPad 242台(名)と導入が続き、現在では1人1台端末環境を実現している。
純心女学校を前身とする広尾学園は90年以上の歴史を持つ伝統校だが、少子化の影響などにより生徒数が減少、一時期は513人まで落ち込んだ時期があったという。そこで2007年に校名を変更・男女共学として学校経営の立て直しを図り、それ以降改革の連続だったと、金子部長は当時を振り返り語る。
そうした改革の結果、2010年には学校経営の成り立つ定員1500人を達成、以降、中学受験者数では3年間連続して都内NO,1となるなど、安定した生徒数を確保している。
こうした経緯を見てもわかるように、「iPadで生徒が増えたのではなく、定員数回復の次の施策としてICT機器導入に着目した」と、金子部長。1人1台環境を整えることで、「生徒全員が学びの武器を持つ」ことができるようになったという。
広尾学園ではキャリア教育として、ロボットプログラミング講座やデジタルファブリケーション講座(3Dプリンタ)、プログラミングを学ぶテックキャンプなど、次世代につながる多様な学習が進められている。
また、iPadの活用とともにどのような教材・アプリで学ぶかも課題となってくる。現在、生徒が使用する有料アプリとしては、基礎的なものを厳選している。そうした中、旺文社の「英単語ターゲット1900」は、書籍だけと書籍とアプリを併用した場合など条件を変えて検証を行い、高い実証結果が出たことにより、現在、中学新入生全員がこのアプリを活用できる環境を整えている。
こうした様々な活用について、金子部長は、iPadなどICT機器が授業や個別の学習で成果を上げることは最低限のことであり、「創造的な学習へと可能性を広げていくことが大切」だと述べた。
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