2014年10月14日
デジタル・ナレッジ/家庭学習でのPC・ネット利用、「好ましくない」が増加
デジタル・ナレッジは8日、小・中・高校生の保護者(母親)100名を対象に、家庭学習での子どものPC(タブレット端末含む)・インターネット利用状況の調査を9月に行い、2012年に実施した調査結果と比較した定点観測の結果を発表した。
それによると、小学生・高校生の約3人に1人、中学生の約2人に1人が家庭学習にPC・インターネットを利用していることが明らかとなった。
全体の利用率は2012年に比べ横ばいだが、小学生の利用率が26.5%から35.3%と伸びている点に注目。利用内容としては、子どもの年代に関わらず、「調べもの」に多用されているほか、2012年に比べ「通信教育」や「教材ソフトを使った学習」が増えていることが分かった。
PC・インターネットを利用した家庭学習に対する好感度については、「大変好ましい」「やや好ましい」が36%から23%に減少、「好ましくない」「あまり好ましくない」が21%から28%と増加するなど、保護者側の受け止め方がやや厳しくなっている。
こうした学習の課題としては、「学習ついでにゲームや勉強以外の時間が増えそう」「検索・調べものは便利だが本当の学力になるのか心配」など、学習に集中できる仕組み作りや学力・思考力低下を懸念する声が多く聞かれた。
一方で、「大変好ましい」「好ましい」と回答した人に、今後利用時間を増やしたいか尋ねたとところ、「増やしたい」が16.7%から30.4%と大幅に増加。こうしたことから、PC・インターネットを利用した家庭学習は、一部の家庭で一定の効果を上げるなど、好意的に受け止められていることも分かった。
アンケート調査概要
期 間:2014年9月10日(水)~9月11日(木)
方 法:Webアンケート方式
地 区:全国
問い合わせ先
最新ニュース
- CFC、教育格差解消をめざす「スタディクーポン事業」が神奈川県綾瀬市で政策化(2024年7月26日)
- 公立中学校の部活動改革、母親の半分以上が知らない =インタースペース調べ=(2024年7月26日)
- インヴェンティット、大分県豊後大野市立菅尾小学校の「mobiconnect」導入事例を公開(2024年7月26日)
- アルー、教育者の主体的な学びのためのプラットフォームがローンチ(2024年7月26日)
- 生成AI英語対話サービス「ELSA Speak」、関西大倉中学・高校が導入(2024年7月26日)
- C&R社、「AIを使ってJavaScriptを書いてみよう」のアーカイブ映像を無料配信(2024年7月26日)
- ミカサ商事、教職員向け「校務の効率アップ!Google スプレッドシート 実践活用法」8月3日開催(2024年7月26日)
- 東京電機大学、中・高校生対象「電子情報・生体医工学系オンラインセミナー」開催(2024年7月26日)
- 「大学におけるオープンバッジ活用セミナー ~成城大学~」8月8日開催(2024年7月26日)
- ミエタ、教職員向けの「社会とつながる探究学習のカリキュラム開発・授業運営研修」8月開催(2024年7月26日)