- トップ
- 企業・教材・サービス
- スタディ・ライフ バランス推進プロジェクト/子どもも親もいきいきと学び、生きられる社会目指し発足
2015年3月11日
スタディ・ライフ バランス推進プロジェクト/子どもも親もいきいきと学び、生きられる社会目指し発足
教育・親子関係の専門家や子ども向けのサービスを展開する団体の賛同のもと、「スタディ・ライフ バランス推進プロジェクト」が、3月2日発足した。
「スタディ・ライフ バランス」とは、子どもの生活における「勉強」のバランスを指し示す言葉で、プロジェクトでは、「子どもも親もいきいきと学び、生きられる社会づくりのためにはそのバランスを整えることが大切だ」ということを啓発していく。
発足と同時にオープンした啓発サイトでは、現代社会において「スタディ・ライフ バランス」の崩れにつながる要因や、それを整えるためのポイントを紹介している。
「スタディ・ライフ バランス」が崩れる理由としては、
①子どもの発達において大きな変化が訪れる「小4の壁」
②子どもの勉強についての苦手のポイントがわからず適切な声かけ・見守りができない
③教育費の負担が大きくなり教育への過度な期待が増えてしまう
④大人の「ワーク・ライフ・バランス」が崩れている
といったことが挙げられる。
また、啓発サイトでは、そうしたバランスの崩れを整えることにつながるポイントを、学校心理士・臨床心理士の東京成徳大学大学院 田村節子教授や、親子の愛着(アタッチメント)に詳しい身体心理学者の桜美林大学 山口 創教授らが専門的な見地から解説している。
田村教授は、最近増えているインターネットやパソコンを使った学習サービスに触れ、「子どもの学習状況が『見える化』される時代。それによって『これしかやっていないの?』と子どもへの管理を強めてしまっては逆効果。『見える化』される情報は生身のコミュニケーションのきっかけにし、上手に使えば子どもの勉強の習慣づけにつながる」と、親にこそ「スタディ・ライフ バランス」の感覚が必要だと指摘している。
また山口教授は、親子の愛着が深まると多く分泌される「オキシトシン」というホルモンを例に挙げ、「最近の研究で、オキシトシンには記憶力にもプラスの働きがあるということがわかってきた。親の養育態度が子どもの学力に影響するといわれているが、それは科学的にも証明されつつある」とし、「スタディ・ライフ バランス」がますます重要になるという考えを示している。
プロジェクトでは、今後、保護者向けの講習会などを実施し、啓発活動を進めていく。また、ホームページも随時更新していく予定。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)