2015年7月30日
総務省/「ICTドリームスクール実践モデル」に11件採択
総務省は29日、「ICTドリームスクール実践モデル」に、BYODやデジタルものづくりなどに取り組む11件の提案を選出し、公表した。
総務省は、「ICTドリームスクール懇談会」を設置し、今後実現すべき学習・教育環境の姿を「ICTドリームスクール」として整理。「学校・家庭・地域の連携型」「地域活性化・まちおこし型」「最先端学習スタイル型」の3つの実践モデルを提示し、5月29日から6月29日にかけて提案公募を行っていた。
公募には33件の応募があり、今回、NTTドコモのBYODを見据えた学習スタイルの実現、日本マイクロソフトのデジタルものづくり教育の実践など、11件の提案が選出された。
実践モデルの選出一覧
申請主体者:eboard
実証校など:益田市立益田東中学校、京都府立清明高等学校、フリースクールこが、フリースクールそうわ、フリースクールさんわ
提案内容 :MOOCなどを使った学び直しの支援、学習が困難な児童生徒などへの学習支援
申請主体者:インプレス
実証校など:多摩市立愛和小学校
提案内容 :デジタル教科書・教材などの利用履歴等の習得により著作権管理
申請主体者:NTTドコモ
実証校など:福岡市立住吉中学校
提案内容 :全端末セルラーモデル環境でのBYODを見据えた学習スタイルの実現
申請主体者:高知県大川村立大川小中学校
実証校など:高知県大川村立大川小中学校
提案内容 :過疎地域におけるICTを活用した自宅学習など
申請主体者:神戸新聞社
実証校など:宍粟市立都多小学校、西脇市立西脇小学校
提案内容 :地元新聞を教材に体験型教育として現地での写真撮影・取材を実施
申請主体者:シャープ
実証校など:宮古島市立平良中学校、宮古島市立平良第一小学校、琉球大学教育学部附属小学校
提案内容 :沖縄本島・離島の遠隔地間での交流授業と小学校や専門家と連携した遠隔授業
申請主体者:デジタル・ナレッジ
実証校など:葛城市立新庄中学校、箕面市立彩都の丘学園、登米市立中津山小学校
提案内容 :映像参考書の共有と家庭・学校・民間学習塾が連携した反転学習の実施など
申請主体者:島前ふるさと魅力化財団
実証校など:島根県立隠岐島前高等学校、隠岐國学習センター
提案内容 :「遠隔地とつないだキャリア教育」「遠隔授業」の実践
申請主体者:奈良女子大学附属中等教育学校
実証校など:奈良女子大学附属中等教育学校、岡山県立城東高等学校
提案内容 :協働学習と教育用SNSをハイブリットした新たな協働学習の実践
申請主体者:日本マイクロソフト
実証校など: 渋谷区立代々木山谷小学校
提案内容 :プログラミング教育と3Dプリンタを活用したデジタルものづくり教育の実践
申請主体者:LITALICO
実証校など:世田谷区立笹原小学校、世田谷区立桜丘小学校、世田谷区立桜丘中学校
提案内容 :発達障害などにより学習や行動に特別な支援を必要とする児童生徒に対し学習環境を提供
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