2015年9月1日
文科省/学校のICT化に関する調査結果 タブレットが前年から倍増
文部科学省は8月31日、初等中等教育における教育の情報化の実態等を把握し、関連施策の推進を図るため、「学校における教育の情報化の実態等に関する調査」を実施し、2014年度調査について概要の速報値を公表した。
調査対象は、全国の全公立学校(小学校、中学校、高等学校、中等教育学校及び特別支援学校)で、調査基準日は2015年3月1日現在となっている。
調査結果によると、学校におけるICT環境の整備状況では、「教育用コンピュータ1台当たりの児童生徒数」が6.4人で、前年の6.5人から僅かに減少した。
都道府県別では、佐賀県が1台あたり2.6人で最高、最低は愛知県の8.4人だった。
普通教室の校内LAN整備率は、85,6%から86.4%へ、超高速インターネット(30Mbps以上)接続率は79.1%から81.6%へと増加した。
電子黒板の整備状況は、前年比8045台増の9万573台。 実物投影機は前年比 1万8976台増の17万8910台と普及が進んでいる。
教育用コンピュータのうちタブレット型コンピュータが占める台数は、前年度の7万2678台から15万6356台へと、2倍以上に増加した。
教員のICT活用指導力では、「教材研究・指導の準備・評価などにICTを活用する能力」が82.1%、「校務にICTを活用する能力」が78.2%、「情報モラルなどを指導する能力」が77.7%とある程度高く、「授業中にICTを活用して指導する能力」が71.4%、「児童のICT活用を指導する能力」については65.2%と、授業中のICT活用力がやや低い結果となった。
2014年度中に、これらICT活用指導力の各項目に関する研修を受講した教員の割合は、「受講した」が34.7%の30万3258 人。「受講していない」が65.3%の57万1374 人だった。
関連URL
最新ニュース
- 20代の「仕事と学歴」に対する意識調査 =Personal調べ=(2024年11月21日)
- 共働き家庭の子どもの教育、「母親主導」51.4%、「夫婦共同」33.5%、「父親主導」13.9%=明光義塾調べ=(2024年11月21日)
- マイナビ、高校生向け探究学習サイト「Locus」を全国の高校へ4月から無償提供(2024年11月21日)
- チエル、全日本教育工学研究協議会全国大会(JAET)東京都港区大会に出展(2024年11月21日)
- 明治学院大学、生成AIで個人の「顔表情からの感情推定」を可能に 学生グループが受賞(2024年11月21日)
- 高度人材育成機構、「DX認定企業調査報告書 2024年版」公開(2024年11月21日)
- ISEN、「令和5年度学校・教育機関における個人情報漏えい事故の発生状況」調査報告書を公表(2024年11月21日)
- プログラミング教育「HALLO」、年長~中学生対象の「冬期講習会」を開催(2024年11月21日)
- CKCネットワーク、「出席扱い制度オンライン説明会」12月に開催(2024年11月21日)
- ワオ高校、通信制高校で海外を目指す 海外大学進学セミナー 23日オンライン開催(2024年11月21日)