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2016年9月27日
近大が日本の大学初のAIを活用した大学改革・業務改革実施を決定
近畿大学は26日、日本の大学としては初めて、人工知能(AI)を活用した大学改革・業務改革を実施すると発表した。ワークスアプリケーションズが提供する人工知能型業務システム「HUE(ヒュー)」を導入し2019年4月からの運用を目指す。
近畿大学はこれまで、人事給与、財務会計などの基幹業務をそれぞれ別のシステムで処理していた。そこで、人工知能型業務システム「HUE」を大学・附属病院に導入し、各システムを統合することでバックオフィス業務を標準化・効率化することを目指す。
人工知能が業務のビッグデータを収集・解析・学習し、各種入力作業の簡略化、財務状況のリアルタイムでの可視化、研究費・出張旅費等に関する業務の効率化が可能になる。また、蓄積されたナレッジを活用することで、人工知能による新たな業務提案や、勤怠データの解析によるワークライフバランスの実現、職場環境の改善、メンタルヘルスチェックなども期待されるという。また「HUE」はクラウドコンピューティングを活用したサービスであることから、コンピュータの保有・運用コストの削減にもつながるとしている。
こうした人工知能の活用による大学・業務改革によって、単純な事務作業を軽減し、学生サービスや研究成果を社会へ還元する取り組みを強化していくという。
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