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2016年9月6日
「スタディサプリ」の学習量増加で学力向上 慶應大との研究結果
リクルート次世代教育研究院は5日、慶應義塾大学の星野崇宏教授と共同で研究に取り組んでいる、「認知診断モデルによるスタディサプリ学習者の学力分析」の途中結果を発表した。
星野崇宏教授は、テストへの回答や行動データなどのデータから、”個人の理解や知識・認知”の内部状態を推定し、より効率の良い学習方法探る「認知診断モデル」を専門領域としている。
リクルート次世代教育研究院は、4月から、星野崇宏教授とともに、「認知診断モデル」を活用した学習者の学力分析の研究を開始。
今回、高校1年生の数学で、「認知診断モデル」に基づいた重要な学習要素(コンポーネント)毎に、オンライン講義動画サービス「スタディサプリ」と、学習習得率についての検証を行った。
検証結果からは、「スタディサプリ」の使用時間別に、コンポーネントの習得確率を算出したところ、学習量の増加に比例して、学力が向上していることが判明。
とくに、「基本的演算」「二次方程式の性質」で増加率が顕著に出ていることがわかり、基礎学習の効果がより顕著に現れていることがわかったという。
今後、両社は、コンポーネントの精緻化と学年や講座ごとの効果の可視化に取り組み、学習者へのフィードバックやコンテンツの改善などへ活用していく予定だ。
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