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2016年10月31日
サイエンティア、学認クラウド向けにMicrosoft Azureで新サービス提供開始
サイエンティアは28日、情報・システム研究機構 国立情報学研究所(NII)が提供する学認クラウドユーザーに向けMicrosoft Azureで、人事給与統合ソリューションU-PDS のサービス提供を開始した。
本サービス開始により、これまでセキュリティ上の観点から、事実上オンプレミス(機構内サーバ設置)方式に限られていた人事給与システムの導入において、セキュリティや信頼性が担保されたクラウド方式も選択できるようになり、システム導入に要する期間を短縮したりシステム稼働環境の維持管理を不要にしたりするなど、さまざまな要素によるTCO(Total Cost of Ownership=総保有コスト)削減を達成することが期待できるという。
また、人事給与システムのBCP(Business Continuity Plan=事業継続計画)対策にも大きく寄与し、大切なデータを、情報漏洩、データ紛失、データ災害などのトラブルから守る。サービス提供範囲は人事給与基本機能からその他サブシステムへ順次拡大予定。
U-PDS は、中央省庁、独立行政法人、地方公共団体などの公共団体の人事給与制度に対応できる充実した基本機能とパラメータ設定による柔軟性を備えており、発令処理とそれに連動した給与処理に加え、高度な分析集計機能や一括処理による効率化を実現したシステム。また、国立大学法人においては65% を超えるシェアを確保しており、人事給与システムではデファクトスタンダードだという。
「学認クラウド」とは、大学・研究機関がクラウドを導入・利用するための支援サービスであり、大学・研究機関に代わって、NII がクラウド利活用セミナーや個別相談の実施、大学・研究機関がクラウドを導入する際のチェックリスト策定と、チェックリストに基づくクラウドサービスの検証結果の提供等を行うもの。
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