2016年12月22日
若年層ほどTV・新聞以外の「ネット情報を信頼する」傾向に
ジャストシステムは21日、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して実施した「メディアリテラシーに関する実態調査」結果を発表した。
それによると、まず、政治や経済について調べる際に参考にする情報源として、「新聞(全国紙)をよく参考にするし、信頼している」と答えた人の割合は、20代と30代では18.8%。一方、40代は27.4%、50代は41.4%、60代は42.3%で、年代が高くなるにつれ信頼度が高くなる傾向に。
一方で、政治や経済について調べる際に「インターネットのニュースサイトをよく参考にするし、信頼している」と答えた人の割合は10代では20.6%、20代は17.4%に対し、60代では14.9%だった。
また、商品を購入する際に「ニュースキュレーションサイトをよく参考にするし、信頼している」と答えた人の割合は10代で13.9%、20代では15.2%に対し、60代ではわずか2.7%。若年層の方が、インターネットの情報を信頼する傾向にあるようだ。
「同じニュースであっても、新聞やテレビ局などのメディアによって表現や報道のされ方が違うことを認識し、常に複数の視点から新聞やテレビなどのニュースを理解するようにしている」と答えた10代は39.2%、20代は32.6%だった。
30代が商品購入時に最も信頼する情報は「親しい知人からの口コミを信頼する」(49.6%)で、新聞(29.0%)やニュースサイト(35.7%)、「ネット上の口コミ」(30.4%)を上回った。
インターネットニュースで「スポンサード」「PR」が付いた記事と、付いていない記事について「違いを知っていて、情報の受け取り方を変えている」人が27.5%、「違いを知っているが、情報の受け取り方を変えているとはいえない」人が12.2%で、合計で39.7%の人がその違いを知っていた。なお、調査は全国の10~60代の男女1320人を対象に、12月15日~12月19日にかけて実施した。
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