2017年3月17日
神田外大、英語の自立学習支援とICTを融合した最先端施設「KUIS8」
神田外語大学は16日、千葉市美浜区の同大キャンパス内に新施設8号館(「KUIS8(クイス エイト)」)を新設、竣工式を4月5日に行うと発表した。
建物内はニューヨークの過去と未来とを繋ぐ空中庭園といわれる「ハイライン」がメインシンボル。古いものを大切にしながら新しい用途を模索する、創造性に溢れた新しい教育環境だという。
神田外語大は、2001年6月に「SALC」(Self‒Access Learning Center)を同大キャンパス内に設置。2003年には「英語の自立学習支援の新システム」として文科省「特色ある大学教育支援プログラム」に採択されている。
新設する「KUIS8」の目的の1つは、同大が目指す語学学習や異文化理解教育を通して、自らの課題を発見し、解決していくことができる自立学習者の育成。
第2の目的は、ICTを積極的に活用した学習環境の構築。全学共通無線LAN環境の整備に加え、新教室では学生全員が所有するiPadから各面のプロジェクタにワイヤレスで接続できるシステムを導入し、学生の主体性を引き出す柔軟な学習環境を実現したという。
第3の目的は、データ活用による学生の学習支援・促進。新校舎を中心にして学内に学生の移動・滞在情報を収集するシステムを導入し、同大が有する多様な情報と組み合わせて分析し、学生にフィードバックすることで、学生が主体的かつ効果的に学び続けることができる環境を提供する計画という。
また、新設される同施設内には、語学教育専門の教員であるラーニングアドバイザーとELI(English Language Institute)教員が常駐。学生の語学学習サイクルを個別でサポート。学生たちは、ラーニングアドバイザーやELI教員から、個別英会話や英作文のアドバイス、ディスカッション、プレゼンテーション指導などのきめ細かい指導を受けることが可能という。
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