2017年4月25日
AJIS、MYP6年生から10年生による「教育改革シンポジウム」を開催
アオバジャパン・インターナショナルスクール(AJIS)は14日、MYP生(*1)である6年生から10年生による「教育改革シンポジウム」を、AJIS光が丘キャンパスで開催した。
教育のあるべき姿を考え、自分たちの母校であるAJISの具体的な目標を設定し実行することを目的とした本シンポジウムには、校外から多くのゲストも参加しプレゼンテーションやディスカッションに参加した。
冒頭挨拶したアオバジャパン・インターナショナルスクールのケン・セル学校長は、「本日はたくさんのゲストの方にも参加いただいており、それぞれの経験や考えを共有しながら教育について深く掘り下げて考える良い機会である。ここで考えたこと、話したことを実際の行動に移すことを考えながら参加してほしい。それぞれの経験や考えをもちより、ディスカッションを深めてほしい。今日のシンポジウムを是非楽しんでほしい。心を開いて参加し、世界で起こっていることをよく見て、未来を変える行動につながる考え、未来を変える意思をもってほしい」とシンポジウムの意義を語った。
「21 世紀の教育について」と題して講演した、アオバインターナショナルエデュケイショナルシステムズの柴田 巌 代表取締役は、「今、社会環境はものすごい勢いで変わり続けている。このような時代に求められる教育とは、どのようなものだろうか。多様性を理解し受け入れる教育、全員同じではなく個人のニーズに合わせて設計された教育、覚えるのではなく自分の考えを表現できるようにする教育、問題を特定し解決策を考え実行する力を付ける教育、などがあげられるだろう。日本政府も教育を変えようと動いている。IBスクールを増やすこと、大学入試を変えること、グローバルをテーマにした大学を設置すること、英語教育を早期化することなどだ。シンポジウムを、教育とは、人生とは何かを考える有意義な場としてほしい」と期待を述べた。
ゲストによるプレゼンテーションや「10年後の教育」、「進路選択時の責任」、「教育で起業家、起業家精神をどのように生み出すか」等をテーマにしたパネルディスカッション、生徒グループによる「アオバ改革プラン作成」ワークショップなどが行われた。
ワークショップでは、取材中の記者に「英語しゃべれますか」と声を掛け「話せません」というと流暢な日本語で「アオバの制服改革を提案しています」と、 なぜ制服改革が必要か、どのようなデザイン機能性を目指しているかなどをプレゼンテーションしてきた。ゲストにプレゼンテーションする、というのもワークショップの目的らしい。
グループワーク中の生徒たちは、講演やプレゼンテーション中の静けさとは一転、明るく積極的に意見を言い合ったり作業を進めたり、ゲストをつかまえてプレゼンテーションしたりしていた。
アオバジャパン・インターナショナルスクールは、全生徒1人1台情報端末によるICT活用教育はもちろん、国際バカロレア機構(IBO)から国際バカロレア(IB)DP(高等部)、MYP(中等部),PYP(初等部・幼稚部)の認定校として承認されており、すべての課程においてIB教育を提供している。
*1:MYPとは、国際バカロレア(IB)のプログラムにおける「Middle Years Programme(11歳~16歳対象)」の中等部のこと。
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