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2017年5月1日

ブロックチェーン大学校「第4期」が5月24日に開講

ブロックチェーン推進協会は、日本国内のブロックチェーンを活用するエンジニアや、ブロックチェーンの導入を検討する金融機関や企業等における担当者への教育カリキュラムとして、「ブロックチェーン大学校」を2016年8月に開校しBlock1(第1期)をスタートしたが、Block4(第4期)を5月24日に開講する。

また、Block4の受講料は、BCCC会員間で実施される社会実験で流通させる予定であるデジタルトークン「Zen」(*1)での支払いも可能とする予定だという。

ブロックチェーン大学校講義風景

ブロックチェーン大学校講義風景

フィンテック(金融IT革命)の中核技術として大きな注目を集めているブロックチェーン技術だが、新しい技術であり体系的な情報や教育機会が少ないことから利活用に関する理解がなかなか進んでいないという課題を抱えている。そこで、ブロックチェーン推進協会では、ブロックチェーン技術の普及・啓発を推進していく上で、その利活用に対する正しい知識をブロックチェーンの担い手となるエンジニアや導入担当者に定着させていくためにBCCC所属企業向けの教育カリキュラムとして「ブロックチェーン大学校」を開校し、Block1(第1期)を2016年8月17日にスタートした。

2017年度は、BCCCとしてもデジタルトークン「Zen」を流通させる社会実験などの新たな取り組みも始まり、より高い次元でブロックチェーンを利活用するシーンが増えていく予定。そこで、ブロックチェーン大学校ではlightning network(*2)などのセカンドレイヤーを学ぶさらに高度なシルバーコース、プライベートチェーン実装コース、非エンジニア向けのコースなどの4コースを開講予定で、BCCC会員企業からトータル200名以上の受講生を受け入れる計画。

「ブロックチェーン技術」とは、ビットコインの中核技術として発明された、ピア・ツー・ピア方式によるデータ処理の基盤技術。複数のコンピューターが分散型合意形成を行い、暗号署名しながらブロック単位で複数データを処理するのが特徴。安価なコンピューターで稼働し、ゼロダウンタイムと、改ざん不可能なセキュリティを実現する。バックアップや冗長化も必要なく、劇的なコスト削減が可能であり、キャパシティを超えても落ちないため、金融機関にも注目されている。

*1:デジタルトークン「Zen」とは、日本円との為替が安定して運用されることで将来的に実ビジネスでの使用に耐えうる仮想通貨とすることを企図した、ブロックチェーンにより実装されたデジタルトークンの社会実験で流通させる仮想通貨のこと。
*2:lightning networkとは、ビットコインの処理できる取引数を拡大し、手数料を下げることで少額の送金も可能とする技術でリアルタイムマイクロペイメントを実現するプロトコル。

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