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2017年7月20日
DNP、テストをクラウド上で自動分析し個別教材を提供する学習モデル
大日本印刷 (DNP) は、小学校で月1~2回の頻度で実施している日常のテストについて、クラウド上のシステムでテスト結果を自動的に分析し、児童・生徒の能力特性に合った個別教材を短期間 (3日程度) で提供するサービスを、9月から開始する。

同社では、教育現場のICT整備の進捗に合わせ、テストおよび能力特性別の復習教材を、すべて「紙」と「デジタル」の両方で運用することを可能とした。学校側は、紙教材またはタブレット教材のいずれかを選択することができ、紙教材を提供する場合は、個別に指定された問題シートを児童・生徒ごとに冊子にして届けるサービスも用意して、教員のプリント・帳合の手間を省くとしている。
同サービスでは、テスト採点後、テスト用紙をスキャニングし、そのデータをDNPのクラウドサーバーに送付すると、結果が自動的に分析される。各問の正誤データから個々の児童・生徒の能力特性を詳細に分析できるため、通常は1回のテストで数段階の復習教材を用意するのが限界だったのに対し、例えば算数では、1回のテストにつき最大約6万通りの能力特性に合わせた個別教材を提供できるようになるという。
テスト、能力特性別個別教材、分析方法は、全国に学習塾を展開するワオ・コーポレーションと共同で開発。ワオ・コーポレーションが持つ指導ノウハウをベースに、昨年9月から奈良市と共同で検証を行い、児童・生徒への励まし、保護者への説明、欠席者への対応など、現場の運用に考慮した教材サービスに仕上げた。
なお、同サービスの開始に先駆けて、奈良市の全市立小学校43校の4年生の授業で採用が決定している。同社では、奈良市以外の自治体での導入に向けた実証、タブレット端末向けのデジタル復習教材を提供する実証も計画しており、単元/期末テストの結果だけではなく、授業や宿題などへの取り組み状況といった情報もデータとして蓄積し、同システムで分析することで、学習指導への活用を目指していきたいとしている。
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