2018年2月28日
iTeachers TV Vol.129 千葉工業高等学校3年の皆森浩奈さんを公開
iTeachersとiTeachers Academyは28日、iTeachers TV Vol.129 千葉県立千葉工業高等学校3年生の皆森 浩奈さんによる「なければ作ろう!高校生が作るiPad用の授業コンテンツ」を公開した。
工業高校には主に3年生で、卒業研究にあたる「課題研究」という授業がある。千葉工業高校では、電子黒板やiPadの導入から3年が経ち、教師も授業で使うようになったが、パソコンをiPadに変えただけという感じだという。皆森さんたちに必要なのは、黒板で説明のつかないことを、iPadを使って理解することの出来るデジタルテキストのようなもの。
そこで、課題研究の時間を使って、教師が授業で使ってくれそうな「電気工事」のデジタルコンテンツを作ってみようと考えた。動画の撮影はiPhone、制作はiBooksAuthorやiMovie、すべて身近にある機材で制作を行った。完成したコンテンツは後輩だけでなく、企業の人にも見てもらい、社員研修などに使えそうだという高評価を得たという。
皆森さんは、普通高校がどうしても嫌だったため、技術と資格を得られる千葉工業高校の電気科に入学し、数多くの国家資格を取得。部活動で無理やりやらされたLANケーブル製作がきっかけで、学校中の無線アクセスポイントの設置や配線工事などを行う。特技はイラストを描くことで、文化祭のポスターなども制作。現在はiPadProとApplePencilでイラストを描いている。
後半の「教育ICTなんでも3ミニッツ」は、情報通信総合研究所の平井 聡一郎氏による、「今後のICT環境の整備方針について」。
平井氏は、茨城県の公立小、中学校で22年間、市町及び県教委で指導主事として11年間勤務。古河市教育委員会参事兼指導課長を最後に公務員を退職し、現職。併せて、文部科学省、総務省の教育ICTに関わる委員を歴任。現在、全国各地でICT機器活用による教育改革に取り組み、特に小学校でのプログラミングの普及に多くの実践を重ねている。
□ なければ作ろう!高校生が作るiPad用の授業コンテンツ
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.436 千葉県立市川工業高校 片岡伸一 先生(後編)を公開(2024年12月11日)
- 山梨県、2025年度から25人学級を小学校5年生に拡大、26年度には全学年に導入(2024年12月11日)
- GUGA、大阪府と「求職者等へのDX(IT)に関するスキル等の習得を通じた持続可能な就職支援モデルに関する協定」を締結(2024年12月11日)
- 指導要録の「行動の記録」、教職員の96%が「明快な評価ができていない」と回答 =School Voice Project調べ=(2024年12月11日)
- 仕事をしている母親の子どもの方が希望の中学校に合格している =ひまわり教育研究センター調べ=(2024年12月11日)
- LINEヤフー、「Yahoo!検索」で検索結果面に小学校で習う漢字の書き順動画を掲出(2024年12月11日)
- カラダノート、「ママ・パパが選ぶ今年の漢字ランキング」を発表(2024年12月11日)
- 大学就学を支援する返済不要の給付型奨学金「金子・森育英奨学基金」 総額260万円への増額(2024年12月11日)
- ノーコード総合研究所、大阪府立吹田東高校で「ノーコード開発研修」を実施(2024年12月11日)
- Musio ESAT-J通信教育、世田谷区立太子堂中学校と実証実験を実施(2024年12月11日)