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2018年2月6日

船橋市立古和釜中学校 1人1台タブレットでわかる授業を実現

【PR】船橋市ICT機器活用推進校、その後の実践 MetaMoJi ClassRoomを使った実践報告
千葉県・船橋市立古和釜中学校 竹内 大迪 、辻 知哉

ICT機器活用推進校としての2年間 指定期間を終えた今年度

千葉県・船橋市立古和釜中学校 竹内 大迪 、辻 知哉

千葉県・船橋市立古和釜中学校 竹内 大迪 、辻 知哉

本校は、2015、2016年の2年間、船橋市ICT機器活用推進校に指定を受け、タブレット端末や電子黒板が導入されるなど、ICT機器の活用環境が整備された。

タブレット端末は、協働学習のツールとして抜群の効果を発揮する

タブレット端末は、協働学習のツールとして抜群の効果を発揮する

過去2年間の取り組みでは、これらを一斉学習や協働学習のツールとして活用する割合は高かったものの、個別学習のツールとしての活用は限定されてしまっていた。

しかし、本校教員はICT機器を活用することで、生徒の授業に対する姿勢が変わるという手応えを感じており、指定期間を終えた2017年度も、中堅職員を中心として活用場面を模索してきた。

本稿では今年度の取り組みにおいて、主にMetaMoJi ClassRoom(以後ClassRoom)を活用した実践について紹介したい。

中学1年 数学科 ClassRoomをスタンダードに活用 生徒同士の教え合いから理解を深める

ClassRoomは、教員がパソコン上で作成した教材を、簡単にタブレット上で授業ノートとして反映させることができる。本校では、教員が教師用iPadを使用し、教材を瞬時に生徒の生徒用iPadに配布している。これがデジタルの良さである。

配布教材は、生徒が一人ひとりオリジナルノートに仕上げていく。

配布教材は、生徒が一人ひとりオリジナルノートに仕上げていく。

ClassRoomは、生徒に教材を容易に配布することができる。

ClassRoomは、生徒に教材を容易に配布することができる。

 

 

 

 

 

 

生徒は送られた教材を使い、ノート感覚でiPadに書き込んでいく。ペンの種類、色、追加するアイテムを工夫することで、オリジナリティのある分かりやすいノート作りができる。授業後には紙に印刷して生徒に渡す。タブレットを使っても手元に学習した内容がしっかり残せる。

<一人一台タブレットを活用するメリット>

表やグラフ作成もきれいにできる。

表やグラフ作成もきれいにできる。

「関数」の単元では、平面座標(グラフ用紙)のサイズを、生徒一人ひとりが適したサイズに調整し使用した。グラフの書き直しや配置場所の変更も容易で、レイアウトの工夫を凝らして、一人ひとりのオリジナルノートが出来上がっていった。

 

 

 

<4人で書いて4人で見合う グループ学習による教え合い>

ClassRoomを模造紙の代わり使用。拡大が容易で発表も見やすい。

ClassRoomを模造紙の代わり使用。拡大が容易で発表も見やすい。

単元の総仕上げとして、授業で学んだポイントや気付きを自分の言葉でまとめ、レポート発表会も開いた。ClassRoomを使うことで、レポート作成が容易にできた。

あらかじめグループ設定をしておくことで、4人で1枚のレポートを作り上げることができた。項目ごとに役割分担をすることが、理解しきれていない内容を教え合うことにもつながった。

また、1人が作った問題を、残り3人がそれぞれ表、グラフ、式にする課題を通し、資料を色々な方法で表す力を身につけることもできた。

中学3年 理科 小テストをデジタル化 MetaMoJi ClassRoom×Answer Box Creator

Answer Box Creator(ゼッタリンクス株式会社製、以後ABC)は、タブレット上で問題を解き、教員機で自動採点・集計を行うソフトウェアである。小テストのデジタル化は、授業時間と成績処理の両面における時短につながる効率的なものである。

反面、生徒が複数のアプリを使用しなければならないなど煩雑な面もある。そこで、ABCで作成した小テストをPDF化、ClassRoomで教材として生徒に配布することで、より簡便に行わせることができると考えた。

<生徒の解答用紙(電子データ)を瞬時で回収、分析ソフトへ。>

ClassRoomを使用すると、教員が瞬時に小テストを一括回収できる。生徒一人ひとりが提出作業を行う必要がない。採点はABCの分析ツールを使うが、本校では教員用パソコンにのみ入っている。

そこで、ClassRoomのInOutBox機能を使い、教師用iPadから教員用パソコンに解答用紙を(電子データ)送った。その後、ABCの分析ツールで自動採点し、授業中に印刷、返却まで行った。

生徒はタブレット上でマークする。ピンチアウトでマークも容易。

生徒はタブレット上でマークする。ピンチアウトでマークも容易。

InOutBox機能を使い、生徒の解答を教員用PCへ一括送信する。

InOutBox機能を使い、生徒の解答を教員用PCへ一括送信する。

 

 

 

 

 

 

「生命の連続性」の単元では、実験を除くすべての授業において、 ClassRoomを使用した小テスト(授業前学習)を実施。前時の復習を行った。生徒からは「毎回、復習ができるので、続けてほしい」という声も聞かれた。

授業終了までに採点結果を印刷し、一人ひとりに返却できる。

授業終了までに採点結果を印刷し、一人ひとりに返却できる。

<個別学習用の視点から協働学習用の視点へ>

ClassRoomは協働学習でも活用できるので、学習形態によらず使用するアプリを統一することで、生徒の操作を簡便化できる。

タブレット端末を1人1台使用した授業の今後の展望

将来的な展望として、すべての生徒が自宅でClassRoomを開くことができる環境が整えば、生徒は授業中に作成したノートや宿題を自宅でダウンロードし、家庭学習に生かすことができる。教員が、作成されたノートを印刷する必要がなくなる。

タブレット端末は授業におけるツールである。今後も効果的な活用場面を研究、研修し、学習課題に対して、生徒一人ひとりの思考が深まり、話し合いや教え合いによって理解が深まる、よりわかる授業を実践していきたい。

関連URL

船橋市立古和釜中学校

リアルタイム授業支援アプリ「MetaMoJi ClassRoom」

MetaMoJi 学校での導入事例

Answer Box Creator(ゼッタリンクス株式会社)

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