2018年3月22日
近畿大、学生情報漏えい防止のために「2段階認証」システム導入
近畿大学は、情報セキュリティ強化のために、NTT西日本とアイピーキューブの協力を得て、22日から、学生・教職員のシステム利用時における本人認証に「2段階認証」システムを導入する。
近畿大学6キャンパスの全学生・教職員約4万7千人を対象に、学内外システム利用時の本人認証で、従来のID・パスワードに加えて、スマートフォンアプリやメールを利用したワンタイムパスワード(確認コード)を用いる2段階認証を実施する。
これによって、パスワードリスト攻撃、ブルートフォース攻撃、フィッシング攻撃など様々な手口の不正ログインを防御し、より安全で高度なセキュリティを実現するという。
学生や教職員は、大学が提供している学内システムのほか、メールサービスとして利用しているGmailなどの学外クラウドサービスなど、多様なWebサービスを日々利用している。
そこで、普段利用するシステムに適切なセキュリティを施すことで、学生の情報セキュリティに関する意識を高めるという狙いもある。
また、今回のシステムでは、利用者自身が認証方式を選択・設定することができる多要素認証システム(アイピーキューブ社「AuthWay」)を導入。
従来からのシングルサインオン機能(アイピーキューブ社「CloudLink」)や、利用者本人の端末であれば2段階認証を一度行うとその後、一定期間は2段階認証を省略できる機能などで、利用者の利便性も担保する。
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