2018年5月23日
女子中高生の9割以上がオンライン動画サービスを利用
GMOメディアが運営する10代の女の子に関する研究機関「プリキャンティーンズラボ」は22日、「女子中高生と動画サービスに関する調査」の結果をまとめ発表した。
同調査は、スマートフォンを利用する女子中高生を対象に、5月1日~8日にかけてインターネットリサーチで実施。有効回答数は596人。
それによると、女子中高生の9割超(90.6%)がオンライン動画サービスを利用したことがあることが分かった。その端末は、「スマホ」(91.7%)が9割超で突出し、次いで「テレビ」(37.6%)、「タブレット」(21.7%)が続いた。また、「利用したことのある無料オンライン動画サービス」は、「YouTube」が96.7%に上り、女子中高生のほとんどが利用。その他、「AbemaTV」(32.8%)、「ニコニコ動画(無料会員)」(29.3%)も約3割の子が利用していた。
一方、「有料オンライン動画サービス」は、「利用しない」(71.1%)が7割超となり、女子中高生はあまり有料のオンライン動画サービスは利用しないことが分かった。それでも「Hulu」(11.7%)と「Amazonプライム・ビデオ」(10.0%)については、1割以上の子に利用経験があった。
「視聴するオンライン動画のジャンル」は、「音楽」(66.1%)が6割超で突出。次いで、「アニメ」(39.1%)、「国内ドラマ」(38.7%)、「バラエティ・お笑い」(38.5%)がそれぞれ約4割に上った。
また、最近増えている「恋愛リアリティ」番組について探るべく、2017年5月~今年4月に主要オンライン動画サービスで放送された7つの番組の視聴経験を尋ねたところ、「どの番組も見たことはない」(66.5%)が6割を超えたものの、「真冬のオオカミくんには騙されない」(19.1%)、「今日、好きになりました」(16.1%)は2割弱の票を集め、それぞれ6人に1人以上が視聴経験があった。
また、「動画を視聴したことのあるSNS」について、中学生は「LINEのタイムライン」(75.1%)が最多で、「Twitter」(50.5%)、「Tik Tok」(46.8%)と続いた。一方、高校生は、「Twitter」(63.8%)が最多で、次いで「LINEのタイムライン」(54.2%)、「Instagram」(52.8%)も過半数に上った。
「動画を投稿したことのあるSNS」を尋ねたところ、中高生ともに約4割が「動画を投稿したことはない」と答えたものの、中学生では約半数が「LINEのタイムライン」(46.2%)に投稿した経験があるほか、「Mix Channel」(24.0%)、「Twitter」(23.7%)、「Instagram」(23.1%)もそれぞれ2割超の子が投稿した経験があることが分かった。
高校生は、「Twitter」(38.0%)、「Instagram」(36.5%)、「LINEのタイムライン」(31.0%)の順となり、それぞれ3割超の子に投稿経験があった。
「最も頻繁に動画を投稿するSNS」は、中学生は「LINEのタイムライン」(35.6%)が、高校生は「Instagram」(41.7%)が、それぞれ最多。
「最も頻繁に動画を投稿するSNS」を使う理由を聞いたところ、女子中高生ともに「投稿しやすいから」(55.9%)、「友だちが使っているから」(33.5%)、「視聴者数が多いから」(25.3%)という回答が上位だった。投稿する動画の種類は「日常生活」(31.6%)が最多で、「ダンス動画」(19.7%)が続いた。
「SNSに動画を投稿したことはない」と回答した人の理由は、過半数が「投稿する内容がないから」(55.5%)、「顔を出したくないから」(39.1%)、「恥ずかしいから」(31.4%)だった。
関連URL
最新ニュース
- システム ディ、秋田県教育委員会が「School Engine Web出願システム」を導入(2025年12月5日)
- ICT教材「すらら」、不登校支援で導入自治体数・ID数ともに過去最高を記録(2025年12月5日)
- ガイアックス、石川・富山・福井の小中高校に起業家教育の講師を無償派遣(2025年12月5日)
- 計算力は高いのに自信のない日本の子どもたち、小4・中2国際調査からわかった意識と実力のギャップ =スプリックス教育財団調べ=(2025年12月5日)
- 就活生の67.4%が「資格は就職に有利になる」と回答 =Synergy Career調べ=(2025年12月5日)
- 保護者の4割以上が学童保育に「勉強」と「安心」の両立を要望 =NEXERとHokally調べ=(2025年12月5日)
- 大学受験、保護者が最も不安を感じるのは「高3の秋~冬」=塾選調べ=(2025年12月5日)
- テックタッチ、早稲田大学が独自の出張申請システムに「テックタッチ」導入(2025年12月5日)
- 次世代ロボットエンジニア支援機構、「女性エンジニアの増加」目指しロボット・AI教材普及のクラファンを開始(2025年12月5日)
- 小中生向けプログラミング教室「CodeCampKIDS」、Scratchプログラミングコースをフルリニューアル(2025年12月5日)



![利用したことのある無料オンライン動画サービス[N=540 複数回答]](https://ict-enews.net/wp-content/uploads/2018/05/online_movie006-260x137.png)










