2018年5月24日
大学受験生の83.6%が「都会と地方で教育格差を感じる」と回答
シンドバッド・インターナショナルが運営する「家庭教師メガスタディオンライン」は23日、全国の大学受験生とその保護者を対象に実施した「首都圏と地方の教育格差についての意識調査」の結果をまとめ発表した。
調査によると、「首都圏(東京・神奈川・千葉・埼玉)とそれ以外の地域で教育環境(予備校・塾の充実度、講師のレベル、情報など)に差はあると思うか?」との質問に、実に8割以上(83.6%)が「差を感じる」と回答。
「かなり差がある(かなり不利)」が40.9%、「多少差を感じる(多少不利)」が42.7%と、相当割合の大学受験生とその親が「地方の受験生は不利」と感じている実態が明らかになった。
具体的にどういう点が不利と思うかとの質問には、「講師のレベル」、「そもそも予備校や塾が少ない」、「受験情報がない」などの回答が多く寄せられた。
さらに、「地元の予備校・塾に不安はあるか?」という質問に対しては、約7割の高校生・保護者が「不安がある」と回答。
内訳を細かくみると、「かなり不安がある」が19.3%、「多少不安がある」が49.7%という結果になり、地方の受験生の大多数が地元の予備校・塾に不安を抱えている実態が判明した。
同調査は3月1日~4月30日にかけて実施。サンプル数は、大学受験生本人が79件、保護者が92件の合計171件。内訳は、浪人生15.2%、高3生39.8%、高2生20.5%、高1生6.4%、残りがそれ以外(中学生など)。
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