2018年7月20日
東大合格者は夏休みにどんな勉強法を実践していた?フォーサイト調べ
フォーサイトは18日、同社に所属する現役東大生アルバイト188人と、全国の大学生211 人の合計399人を対象に実施した「大学受験期の夏休みの勉強アンケート調査」の結果をまとめ発表した。
調査結果によると、夏休みに実践していた勉強法は、「夏休み全体の学習スケジュールを立てた」(46%)と答えた割合が東大生は高くなっている。「午前と午後などで勉強する科目や内容を変えた」(62%)も同様の傾向。
まとまった学習時間が取れる夏休み。全体を通した学習スケジュールを立てる受験生が「夏を制する」ようだ。1日の中で勉強する科目を変えて、適度に頭を切り替えたり、1つの科目に偏らない学習法が総合力を鍛える。
東大生からは、「それぞれの日に何をするかを夏休みが始まった頃に決めて、夏休み全体のカレンダーを作って記入し実行した」、「夏休み全体、1週間、1日と段階的に勉強計画を立て、週に1日のペースで予備日を作り、計画が崩れないように工夫していた」などのコメントも寄せられている。
次に、勉強に集中できた習慣や環境を聞いたところ、「涼しい場所」「静かな場所」が集中できたという答えが東大生・大学生ともに多く、真夏の勉強としては当然の一致だった。
東大生は半数以上(57%)が「学校よりも予備校・塾」が集中でき、大学生一般はその逆の結果となった。
また、東大生の45%は「夜中よりも昼間」が集中でき、これも大学生一般とは逆転していた。東大のような難関校を目指す場合、夏休み期間は夜型より昼型で勉強している人が多い。
東大生からは、「睡眠はだいたい23時過ぎから9時ぐらいまでしっかりとり、午後に勉強した」、「実際の試験で周りの人の筆記音や咳の音を気にしてしまうことがないように、小・中学生が騒いでいる塾の廊下で自習していた」などのコメントがあがっている。
また、夏休みの勉強のヒントとして、「自分が集中しやすい環境を早く見つけるべき」、「スマホを家に置き去りにして、家の近くの飲食店や図書館で勉強するのが効率的」などの意見が寄せられた。
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