2019年7月31日
吹田市、NTT西日本など3社とICT活用し中学で「熱中症対策」トライアル
吹田市とNTT西日本、NTTフィールドテクノ、フジクラの3社は、LoRaWANを活用して収集したデータに基づき暑さ指数を視える化し、タイムリーな注意喚起を実施する新たな熱中症対策のあり方について、公立学校における実用性を検証するトライアルを実施する。
7月30日~9月30日の実施期間に、吹田市立南千里中学校の運動場と体育館の2箇所に計測センサーを設置し、温度・湿度・輻射熱などを計測する。計測したデータはLoRaWANを通じてクラウド上に蓄積され、職員室内のPC・タブレットなどから暑さ指数などを確認することができる。また、運動場や体育館に設置したパトランプやメールにより、教職員や生徒に対してタイムリーに注意喚起し、暑さ指数に応じた速やかな対処を促すとしている。
トライアルでは、これまで教職員などが温湿度計などを確認した上で実施していた危険度の判断を、職員室内のPC・タブレットや運動場・体育館に設置したパトランプ、メールにより視える化することでタイムリーに注意喚起につなげる効果を検証する。また、暑さ指数を5段階で表示することで、暑さ指数に応じた対応の検討を行う。さらに、IoT向け通信規格であるLoRaWANと計測センサーとの通信検証を実施する。
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