2019年9月9日
追手門学院中・高、「海洋ゴミ回収ロボット」で6年連続WRO世界大会出場
追手門学院大手前中・高校は、完成させた「海洋ゴミ回収ロボット」で、11月8~10日にハンガリーで開かれるロボットコンテスト「WRO世界大会」に、6年連続で日本代表として出場する。
「海洋ゴミ回収ロボット」は、6月に大阪で開催されたG20大阪サミットの成果の一つである、プラスチックごみの流出による海洋汚染を2050年までにゼロにする「大阪ブルー・オーシャン・ビジョン」に伴って、同校の高校生たちが完成させたもの。
8月25日に兵庫県で開催された「WRO Japan」全国大会のオープンカテゴリーで最優秀賞に選ばれ、その結果、WRO世界大会に日本代表として出場することになった。
同ロボットを開発したのは、同高校1・2年生の4人。海上に浮かぶゴミをカメラで撮影し、その画像データをサーバーに送信。予め学習させたビックデータからゴミの種別を認識し、海洋ゴミだけを回収するロボットを開発した。
ビックデータを用いた学習・認識のシステムとロボットーサーバー間をデータ通信するシステムが評価され、最優秀賞につながった。
同中・高の生徒たちがWRO世界大会に出場するのは6年連続で、生徒たちは世界大会に向けてロボットの調整や、ロボットの説明に必要な英語でのプレゼンテーションの練習に励んでいる。
WRO(World Robot Olympiad)は、市販のロボットキットを利用してロボットを製作し、プログラムで自動制御する技術を競う国際的なコンテスト。科学技術振興機構が認定する国際科学コンテストの1つで、2004年から毎年開催されている。
日本は第1回から参加し、世界大会への参加者を選抜する国内大会は、各県での予選会を経て、決勝(全国)大会が開催される。参加チーム数が2000をこえる国内最大規模のロボコン。
関連URL
最新ニュース
- AI型教材「キュビナ」、久喜市の教育ダッシュボードへ学習データを連携(2025年1月15日)
- 日本発「10代のデジタルエチケット」プログラム、スウェーデン公立高が導入(2025年1月15日)
- 母子モ、母子手帳アプリ「母子モ」が埼玉県白岡市で提供開始(2025年1月15日)
- 「教育・学習アプリ」、起動回数は1日平均2.5回 =フラー調べ=(2025年1月15日)
- 岡山大学、「次世代AIと医学の可能性シンポジウム」28日開催(2025年1月15日)
- 兵庫県立大学、高校生&保護者向けのスペシャルコンテンツを公開(2025年1月15日)
- 近畿大学、findの落とし物検索サービス「落とし物クラウドfind」を導入(2025年1月15日)
- セガと筑波大学、「MDA人材育成戦略パートナーシップ協定」を締結(2025年1月15日)
- Hakuhodo DY ONE、「ゼロワングランドスラム2024」日本一の小学生プログラマー決定(2025年1月15日)
- NIJIN、中学教師向けオンラインセミナー「世界を変える教育とは」24日開催(2025年1月15日)