2019年10月9日
eboard、映像授業に連動したテキスト教材「動画ノート」の提供を開始
eboardは8日、10月から学習塾やNPO、フリースクールなどの小規模な民間教育・学習支援事業者を主な対象に、eboardの映像授業に連動したテキスト教材「動画ノート」の提供を開始したと発表した。
中学5教科のプリントの各単元に、映像授業での解説がついており、プリントに書きこみながら学習を進めることができる。年度ごとの利用ライセンス契約で、教室での利用や家庭学習向けに自由に印刷・利用できる。
現在、全国的に公立・私立を問わず、ICT環境の整備が徐々に進んでいるものの、民間の教育・学習支援事業者では、小規模な教室を中心にICT環境の整備が進まない傾向があるという。経済産業省「平成29年特定サービス産業実態調査(確報)」では、全国4万7570ある学習塾のうち「インターネットを活用した指導方法」を採用していると回答した塾は、1万1594件(32.2%)。特に、全体の約6割を占める小規模教室(従業員が4名以下)では、その割合は17.2%と、より整備の遅れが顕著になっている。
一方、中学生のスマートフォン利用率は、平均で60%以上、高校生では90%以上と年々増加しており(内閣府「平成30年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」)、個人やBYOD(Bring your own device、個人の端末を学校や教育機関で教育目的に利用すること)利用では、学習に端末を利用できる環境が整ってきた。
こうした現状を踏まえ、子ども達の学びを地域で支援する学習塾やNPO、フリースクールなどの小規模な教育事業者の一助となるよう、映像授業に連動したテキスト教材「動画ノート」を制作した。
eboardでは、団体のミッションである「学びをあきらめない」環境には、「子ども達一人一人が自分のペースで学べる環境の保証」が不可欠だと考えている。提供を開始する「動画ノート」は、印刷して利用することを想定した紙の教材だが、QRコードや動画タイトルから、eboardの映像授業にアクセスできる教材。映像授業で視聴した内容を整理する、問題を解きながらわからない部分を映像授業で理解する、家庭学習用に配布するなど、教育現場の状況に応じて様々な活用ができる教材だという。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.436 千葉県立市川工業高校 片岡伸一 先生(後編)を公開(2024年12月11日)
- 山梨県、2025年度から25人学級を小学校5年生に拡大、26年度には全学年に導入(2024年12月11日)
- GUGA、大阪府と「求職者等へのDX(IT)に関するスキル等の習得を通じた持続可能な就職支援モデルに関する協定」を締結(2024年12月11日)
- 指導要録の「行動の記録」、教職員の96%が「明快な評価ができていない」と回答 =School Voice Project調べ=(2024年12月11日)
- 仕事をしている母親の子どもの方が希望の中学校に合格している =ひまわり教育研究センター調べ=(2024年12月11日)
- LINEヤフー、「Yahoo!検索」で検索結果面に小学校で習う漢字の書き順動画を掲出(2024年12月11日)
- カラダノート、「ママ・パパが選ぶ今年の漢字ランキング」を発表(2024年12月11日)
- 大学就学を支援する返済不要の給付型奨学金「金子・森育英奨学基金」 総額260万円への増額(2024年12月11日)
- ノーコード総合研究所、大阪府立吹田東高校で「ノーコード開発研修」を実施(2024年12月11日)
- Musio ESAT-J通信教育、世田谷区立太子堂中学校と実証実験を実施(2024年12月11日)