2019年11月20日
埼玉工業大学、播磨科学公園都市の自動運転実証運行に協力
埼玉工業大学は、12月5日~9日の5日間、同学が開発中の自動運転バスを提供し、兵庫県播磨科学公園都市の公道往復約6kmで行う自動運転バスの実証運行の技術サポートを実施する。
同学はアイサンテクノロジーからの業務委託により開発中の自動運転バス「リエッセⅡ」の車両と自動運転技術を提供する。また、同学発自動運転ベンチャーのフィールドオートは、ティアフォーからの業務委託により自動運転オペレータを派遣する。今回の公道走行のテストドライバーは神姫バスおよびウエスト神姫のドライバーが担当する予定で、事前のドライバー研修から本番中のドライバーサポートも同学が担当する。
埼玉工業大学の自動運転バスは、マイクロバス「リエッセⅡ」をベースに自動運転AI(AIPilot/Autoware)を実装し、AI技術を本格的に活用して自動運転するのが特長で、バス専用レーンだけでなく一般公道を走行する実用的な商用化を目指している。
自動運転バスは普及が進むAutowareを利用し、AIによる障害物の検知機能を強化して、ライダーやカメラの画像情報を深層学習することで、周囲の環境をAIで認識して障害物を回避しながら走行することができる。
埼玉工業大学は、2017年10月から公道での自動運行実験を開始し、全国各地での公道の実証実験にも多数参加してきた。自動運転バスは今年8月1日に公開し、その後、埼玉県坂戸市をはじめ本庄早稲田駅前、加須市において、一般の公道で一般市民を乗せて法定速度で自動運転をしている実績がある。
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