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2020年3月19日

AIスピーカー所有者の約半数が「ほぼ毎日利用」 =ジャストシステム調べ=

ジャストシステムが運営する、情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・ キャンプ)」は18日、「人工知能(AI)&ロボット月次定点調査〜2019年総集編【トレンドトピック版】」を発表した。

同社では、2017年6月から毎月1回、全国の17~69歳の男女1100人を対象に「人工知能(AI)&ロボット月次定点調査」を実施。今回、そのときどきのトレンドに焦点を当てて調査している設問を、2019年1~12月までの調査データをまとめて分析し直し、その内容を「2019年総集編」として発表した。

それによると、2019年8月度調査では、IoT家電を「購入したことがある」人は8.8%、「購入したことはないが、購入を検討している」人は9.2%、「購入を検討していないが、興味がある」人は27.7%で、合わせて45.7%の人がIoT家電に興味があることが分かった。

最も興味を持っているIoT家電は、「エアコン」が最も多く64.8%、次いで「スマートロック(鍵)」48.9%、「AIスピーカー」45.7%だった。

2019年10月度調査で、ホビー用ドローンを認知している人のうち、2022年からの実施に向けて登録制度の創設などルール作りが進められている「商用ドローンの活用」について、72.0%が「知っている」と回答。

また、商用ドローン活用を「知っている」人のうち、53.8%が「商用ドローンの活用について不安がある」と回答。

その理由として最も多くの人が挙げたのは「ドローンの墜落による事故やトラブル」74.5%。次いで「ドローンを悪用した犯罪やテロ」64.6%、「ドローンが原因で事故が起こった際の保険や補償」57.6%だった。

2019年9月度調査で、医療現場でのロボット活用に「期待している」人に、ロボット活用により早期の実現を希望することを聞いたところ、最も多くの人から挙がったのは「受付・会計時の待ち時間短縮」49.2%。以下、「医療費負担の減少」44.2%、「検査精度の向上」42.8%と続いた。

2019年4月度調査で、AIの発達で「減る仕事の方が多いと思う」人は42.8%、「減る仕事と増える仕事は同じくらいだと思う」人は32.1%、「増える仕事の方が多いと思う」人は5.5%だった。

2019年9月度調査で、「AIスピーカー」を購入したことがある人は11.8%で、そのブランドを聞いたところ、「Amazon Echo」が最も多く56.2%、次いで、「Google Home」52.3%、「Clova Wave」26.9%だった。

「Amazon Echo」「Google Home」「Clova Wave」のそれぞれについて、所有者の割合を男女別にみると、いずれも女性の方が男性より所有率が高いことが分かった。「Amazon Echo」は女性58.8%・男性54.4%、「Google Home」は女性54.9%・男性50.6%、「Clova Wave」は女性31.4%・男性24.1%。

2019年9月度調査で、「AIスピーカー」を所有している人のうち、「ほぼ毎日」利用している人51.8%、「週に2〜3回程度」の人は20.2%、「週に1回程度」の人は13.2%だった。

「ほぼ毎日」と答えた人の割合を男女別にみると、女性66.7%に対し、男性は43.1%。AIスピーカーを持つ女性の7割近くが日常生活の中に取り入れているようだ。

また、最も利用頻度が高い時間帯は、「21時〜22時台」が最も多く17.5%、次いで「19時〜20時台」16.5%、「11時〜12時台」12.6%。

AI関連サービスへの「個人情報の提供」に対して、「不安を感じる」人は、2017年9月度調査では60.5%、2018年8月度調査では66.0%、2019年8月度調査では70.2%だった。2019年8月度調査では7割を超え、「不安に感じる」人は年々増加傾向にある。

2019年6月度調査で、スマホを所有している人のうち、心拍や歩数などの記録や確認が可能な「ライフログアプリ」を利用している人は、15.1%だった。男女別にみると、男性18.2%、女性11.9%と、男性の方が利用率が高いことが分かった。

「ライフログアプリ」で記録している項目として、最も多くの人から挙がったのは「歩数」78.4%で、次いで「歩行距離」65.5%、「消費カロリー」48.2%と続いた。

2019年9月度調査で、スマホで顔や指紋などを使った生体認証機能(バイオメトリクス認証)を「利用している」人は48.5%だった。年代別にみると、10代(64.0%)、20代(54.0%)、30代(44.5%)、40代(48.0%)、50代(48.5%)、60代(40.0%)で、最も利用率が高かったのは10代で、6割を超えた。

2019年2月度調査で、AIやロボットが当たり前に身の回りに存在するAI時代に備えて、学校や家庭で育むべきと思う能力を3つまで挙げてもらったところ、最も多くの人から挙がったのは「発想力や想像力」43.8%で、次いで、「論理的思考や判断力」31.9%、「主体性や能動性」24.5%だった。

この調査は、2019年1月〜12月の間、毎月1回、Fastaskモニタの17歳~69歳までを5歳ごとに、男女それぞれ50人ずつ割り付けて回収(合計1100人)した。

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