2020年4月2日
神田外語大、無料Web教材「フィリピン英語会話モジュール」を公開
神田外語大学は3月31日、東京外国語大学との共同開発によるWeb教材「フィリピン英語会話モジュール」を無料で初公開した。
ウェブ教材「英語会話モジュール」のアメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語、ニュージーランド英語、カナダ英語、アイルランド英語、シンガポール英語、インド英語に続く第9弾のモジュールとなるもので、アジア英語としては第3弾となる。
フィリピンはアジアで最も英語話者が多い国とされているが、アメリカ英語の発音に近い英語から、現地語(特にタガログ語)の影響を受けた発音の英語まで、フィリピン人の英語の話し方は千差万別。「フィリピン英語会話モジュール」では、フィリピン英語の特徴を押さえながら、丁寧な発音と語彙の解説付きで40の会話シーンを紹介。大学レベルの学習者のみならず、社会人や中高生などの一般人のリスニング強化に寄与する教材となっているという。
「英語会話モジュール」は、神田外語大学と東京外国語大学の研究者の共同開発によるWeb教材。世界で使用されている英語の様々な社会言語学的変異を含んだ会話を通じて、現代英語の多様性を学習することを目的として開発。大学生だけではなく、高校生や社会人も多様な英語を理解できるように工夫がなされている。本プロジェクトは、2012年から日本学術振興会の科学研究費助成事業の補助金を受領して実現しているため、教材は全て無料で公開している。
2020年度以降には「マレーシア英語」「スコットランド英語」「ウェールズ英語」を開発、順次公開予定。
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