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2020年4月14日

自治医科大、医療ベンチャー企業を支援する「大学発ベンチャー認定制度」開始

自治医科大学は13日、同大で生み出された先端医療技術を、実社会に還元することを目的に設立された医療ベンチャー企業を円滑に支援するため、「自治医科大学における大学発ベンチャー認定制度」を制定し、運用を開始した。

また、同制度適用第1号企業として、眼科画像診断支援AIソリューションを展開するDeepEyeVision社を認定した。


同大では、2018年にオープンイノベーションセンターを設置し、運営してきたが昨今、特に医療AIなどの分野で、より早く研究成果を臨床現場に適用するために、同大研究者自らが医療ベンチャーを起業するケースが増えてきた。

そこで、それらの企業を、設備面や人的資本面などで支援する枠組みを整えるために、今回、同制度を設立し運用に乗り出した。

同制度の適用対象は、同大教職員もしくは学生が発明者である知的財産権を基に設立された企業(退職、卒業、修了から3年以内に設立された企業も含む)のほか、同大で達成された研究成果または習得した技術などを基に設立し、業務を遂行する企業。

認定企業に対しては、事務及び研究に要する施設・設備などを同大から貸与するほか、オープンイノベーションセンターなどによる各種支援を行う。

認定第1号となった「DeepEyeVision」は、同制度を利用して4月1日に、本社オフィスを同大学内に移転・設置。大学との連携深化で、研究開発を加速させる方針。

同大は、医療に恵まれないへき地などの医療確保と向上、地域住民の福祉の増進を図るために、1972年に全国の都道府県が共同して設立した公的な大学。

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