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2020年5月18日

世界のIT技術者の給与ランキング、日本は92カ国中18位 =ヒューマンリソシア調べ=

ヒューマンリソシアは、世界のITエンジニアの給与について調査したものを、「92カ国をデータでみるITエンジニアレポートvol.2 世界各国のIT技術者給与まとめ」として、15日に発表した。


それによると、世界92の国・地域のIT技術者の給与(年収)ランキングでは、1位がスイス(92.500USドル)、2位が米国(83.389USドル)、そして3位がイスラエル(79.511USドル)だった。

また、トップ20にはデンマーク、ノルウェー、フィンランドといった北ヨーロッパの国々、そしてオーストリア、ドイツ、ルクセンブルクなど西ヨーロッパの国々が多くランクイン。


一方、IT技術者数で世界4位となる日本は、42.464USドルで18位にとどまった。その他のアジアの国・地域では、シンガポールが地域トップとなる10位にランクイン、また香港が20位に入った。

IT技術者に限らず、情報通信業で就業している人の給与(平均年収)では、IT技術者の給与ランキングと同じく、1位に117.084USドルのスイス、2位に93.920USドルの米国が続いた。

3位には91.272USドルのデンマークが入り、4位は中東のカタールが90.120USドルでランクイン。トップ20の多くをヨーロッパ諸国が占めており、北ヨーロッパの国々が存在感を発揮している。

アジアの国・地域では、最高位のシンガポール(18位)、日本(19位、40.968USドル)、韓国(20位)の3カ国が入った。

給与(平均年収)の伸び率(対データが取得できた直近年)では、これまでトップ20ランキングに入らなかった国々が多く躍り出た。

給与伸び率トップはタイで、年38.3%も給与が上昇した。続いて2位は、世界で最もIT技術者が増えている北ヨーロッパの国ラトビアで、同26.4%の伸び。3位には、情報通信業就業者の給与で4位となったカタールが、同25.1%の伸びでランクイン。

その他トップ20にはウクライナ、ブルガリア、モルドバ、セルビア、ハンガリーといった東ヨーロッパの国々がランクインし、この地域ではIT産業の発展が急速に進んでいると推測できる。

また、中南米の国についてもパナマ、ブラジル、コスタリカ、グアテマラがランクイン。

一方、日本は5.9%の伸び率で、20位という結果だった。先進国の中では比較的高いように見えるが、米国やヨーロッパ諸国と比べIT技術者の給与が低いことを考慮すると、十分な伸び率とは言い難い。

なお、アジア地域では、ベトナムも13位に入り、トップ20にはタイ、ベトナム、日本の3カ国がランクインした。

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ヒューマンリソシア

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