- トップ
- 企業・教材・サービス
- Google、授業をサポートする「Google for Education」の新機能を発表
2020年8月13日
Google、授業をサポートする「Google for Education」の新機能を発表
Googleは12日、授業をサポートする「Google for Education」の新機能をブログに発表した。
夏休みが終わり新学期が始まるにあたり、どこにいても授業や学習がより負担なく実施できるよう Google MeetやGoogle Classroomの新機能を追加する。
Google Meet の新機能
より安全で魅力的なGoogle Meetの体験を今後数カ月かけて、Google Meetで教員(主催者)が管理できる機能をさらに強化する。
《9月から順次提供予定の機能》
・オンライン授業を退席もしくは 2 度参加を拒否された参加者に対して、再度同じ授業への参加を禁止できるようになる(今月下旬に導入予定)
・授業終了後(そのままオンラインのミーティングルームに児童生徒達だけで残らないように)参加者全員のセッションを終了
・参加リクエストを一括で承認 / 拒否することで、より簡単に管理
・授業中にチャットを無効にし、画面共有できる人の制限を設定
・教員が参加するまで授業(ミーティング)が開始されないように設定
遠隔学習では一方的なコミュニケーションではなく対話が不可欠。オンライン授業で児童生徒の関心と参加を促すための新機能を追加。
《9月から順次提供予定》
・7×7 グリッドの大きなタイル状のレイアウトで、一度に最大 49 人までの児童生徒を表示することができる。
・Google Meet に Jamboard の機能を追加。これにより教室で黒板を使うのと同じように、子どもたちがオンライン上のホワイトボードでアイディアを共有しクリエイティブに授業を進めることができる。
《10月から順次提供予定》
・背景をぼかしたり、背景を指定の画像に差し替えたりすることで、誰もがより快適に遠隔学習の授業に集中できる。(注: 管理者は必要に応じてカスタム背景を無効にすることができる。)
・出席を記録する新機能でどの児童生徒がオンライン授業に出席したかを確認することができる。( G Suite Enterprise for Education のみ)
・ブレイクアウト ルーム機能は、教員がクラスを班分けしてグループ学習ができるようになる。( G Suite Enterprise for Education のみ)
《今年後半に提供予定》
・「挙手」機能で、質問のある人や助けが必要な子どもたちを特定しサポート
・ディスカッションや授業の進行を妨げずに質問できるQ&A 機能や、生徒が自分の意見を共有できるアンケート機能を追加 ( G Suite Enterprise for Education のみ)
さらに今年後半には、すべての Google for Education のユーザーに無料で期限付き録画機能を提供する予定。この新機能により、主催者は授業を録画し動画の有効期限が切れるまで最大30日間、自分のドメイン内で共有することができる。すべての子どもたちが等しくインターネットを利用できない中、期限付きではあってもこのような録画機能を活用することでライブで授業に参加できなかった児童生徒が、後から再生し学ぶことができるようになる。授業の主催者のドメイン外へ共有したり、ダウンロードしたりすることはできない。この機能が利用できるようになるまでは、現在提供している録画機能への無料アクセスを継続する。
Google Classroomの新機能
いつまでに何の課題をしなければならないかをすべて把握しておくのは大変。Google Classroom で自分の課題をより理解し整理できるように、クラスページに児童生徒用の「 ToDo」と教師用の「確認が必要な課題」機能を近日中に追加する。
また、コース参加コードの共有に加えて、教員はクリック一つでクラスに参加するためのリンクを Google Chat などで簡単に共有できるようになった。
《今後、提供に向けて取り組む Google Classroom の一部》
・参加とエンゲージメント:児童生徒が毎日 Google Classroom を活用しているかを教員が把握するのをサポートする統計の提供。
・他の教育ツールとの連携:Google Classroom が多くの授業の中心的な役割を果たすようになった。学校や教育機関が並行して使用しているコンテンツや学習ツールとの統合を可能にしていく。
・モバイル端末におけるオフライン体験の改善:自宅やモバイル端末のインターネット接続が常に良好とは限らない。
・導入と管理のための総合的な管理機能:学校全体のシステムと全クラスを管理するのは、特に多数の児童生徒のいる学校では時間がかかる。Google Classroom 上で大規模なコースやクラスの作成と管理を容易にする統合ツールを構築している。
関連URL
最新ニュース
- iTeachers TV Vol.436 千葉県立市川工業高校 片岡伸一 先生(後編)を公開(2024年12月11日)
- 山梨県、2025年度から25人学級を小学校5年生に拡大、26年度には全学年に導入(2024年12月11日)
- GUGA、大阪府と「求職者等へのDX(IT)に関するスキル等の習得を通じた持続可能な就職支援モデルに関する協定」を締結(2024年12月11日)
- 指導要録の「行動の記録」、教職員の96%が「明快な評価ができていない」と回答 =School Voice Project調べ=(2024年12月11日)
- 仕事をしている母親の子どもの方が希望の中学校に合格している =ひまわり教育研究センター調べ=(2024年12月11日)
- LINEヤフー、「Yahoo!検索」で検索結果面に小学校で習う漢字の書き順動画を掲出(2024年12月11日)
- カラダノート、「ママ・パパが選ぶ今年の漢字ランキング」を発表(2024年12月11日)
- 大学就学を支援する返済不要の給付型奨学金「金子・森育英奨学基金」 総額260万円への増額(2024年12月11日)
- ノーコード総合研究所、大阪府立吹田東高校で「ノーコード開発研修」を実施(2024年12月11日)
- Musio ESAT-J通信教育、世田谷区立太子堂中学校と実証実験を実施(2024年12月11日)