2020年8月25日
「合理的配慮」の内容まで理解している学生は3割以下=LITALICOワークス調べ=
LITALICOワークスは、発達障害やその傾向のある学生を対象に「障害理解と合理的配慮に関する調査」を実施し、24日その結果を公表した。
それによると、発達障がいやその傾向のある学生の約8割が合理的配慮について理解していないことが分かった。また、学校での個別の支援や配慮について相談したことのある人は4割以下にとどまっている一方、個別の支援や配慮を受けたいと回答した人は7割を超えた。合理的配慮が受けられることや、どのような支援が受けられるのかを知らず、大学や専門学校に相談せずに悩んでいる学生がいることが窺われる。
学生が受けたい個別の配慮・支援としては、「校医や学生支援室との定期相談」37.5%、「就職活動の個別相談」36.5%、「定期支援やレポート課題に対する配慮」35.0%が上位を占めた。また、大学に合理的配慮について相談したことのある人が最も活用しているのは「学生支援室」54.9%だった。
さらに、自分自身の障がい特性による困りごとの対処法を理解している人は5割にとどまり、現状は半数以上が理解できていないことが明らかとなった。
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