2020年8月28日
中学生の55%が小学生で習う単元につまずき = atama+調査=
atama plusは27日、一人ひとりの理解度に合わせて学びを最適化するAI先生「atama+」を利用する中高生の学習状況を調査したと発表した。
今回同社は、中高生の学習実態を明らかにするために、atama+を利用する生徒の学習データを分析し、中高生のつまずきの傾向を調査。
高校生で、中学生の単元につまずきを抱えていたのは全体の約46%、小学生の単元につまずきを抱えていたのは約12%。多くの高校生がつまずきを抱えている小中学生の単元は「平方根の計算」「図形の相似・面積比」「確率」。
中学生で、小学生の単元につまずきを抱えていたのは全体の約55%。多くの中学生がつまずきを抱えている小学生の単元は「図形の面積」「小数分数の計算」「割合」。
調査の結果、約半数の中高生が、過去に学習した小学生、中学生の単元につまずきを抱えているということが明らかに。ある単元を習得するためには、関連する複数単元の理解を積み重ねることが欠かせず、一人ひとり異なる理解度に合わせて学習を進める必要があるという。
しかし、履修することが目的となっている従来の授業の形では、一人ひとりの理解度まで考慮することは困難。今回の調査結果は、そうした履修主義に基づく教育における課題を浮き彫りにしたものではないかという。
この調査は、期間内に、atama+で数学を学習した高校生・中学生のそれぞれ約3万人を対象に、5月1日〜7月31日かけて、高校生のうち小中学生単元の「講義動画」を対象期間に1回以上視聴した人数およびその単元を分析、中学生のうち小学生単元の「講義動画」を対象期間に1回以上視聴した人数およびその単元を分析する方法で実施。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)