2020年9月1日
中央大、理工学部応用化学科 森教授らによる論文がアメリカ化学会の紙面に掲載
中央大学は8月31日、理工学部応用化学科の森寛敏教授らによる「電子状態インフォマティクスによる温室効果ガス吸収性イオン液体の混合最適化方法」に関する論文が、アメリカ化学会発行のIndustrial & Engineering Chemistry Research誌に掲載されたことを明らかにした。
同研究では、温室効果ガスであるCO2を吸収する性質を持つ機能性液体「イオン液体」を混合することで、単独のイオン液体を凌駕するCO2吸収量を持ちうることを、量子化学計算に基づくインフォマティクスアプローチにより理論的に見出した。
今回、森教授のグループでは、量子化学計算による有機イオンの電子状態データベースを構築し、AI技術による解析を実施することで、温室効果ガスの吸収/選択性に優れたイオン液体とその混合方法を瞬時に予測する手法を開発した。同技術はCO2以外の工業排ガスの分離・回収技術にも応用することができ、環境・エネルギー分野に寄与する「電子状態インフォマティクス」の技術開発に成功した。
同発見に関連した実験的検証の成果は、9月25日にオンライン開催される化学工学会・秋季年会で発表される。
関連URL
最新ニュース
- オーディーエス、2024年度の鳥取県GIGAスクール運営支援センター業務を受託(2024年4月19日)
- AmbiRise、電子請求サービス「Haratte」の導入で釧路市の学校・教委の支払業務が85%削減(2024年4月19日)
- 子育て環境、8割の保護者が「地域間格差がある」と回答、特に「子育て施設・設備」で実感 =トラストバンク調べ=(2024年4月19日)
- 小中学生の60%が「新学期に学校に行きたくないと感じたことがある」=ニフティ調べ=(2024年4月19日)
- 保護者の6割以上が子どもの自主学習をサポートしている=明光義塾調べ=(2024年4月19日)
- 国公立大学現役合格者の勉強時間、高3で休日6時間以上が48.6% =じゅけラボ予備校調べ=(2024年4月19日)
- 東京理科大、「デジタル人材」を育成する学部・学科を2026年4月に新設(2024年4月19日)
- 東京経済大学、高校生向けのオンライン講義「東経大ライブ」26日から全10回配信(2024年4月19日)
- 東京大学とNTT東日本、地域循環型社会の実現に向け産学協創協定を締結(2024年4月19日)
- 国立高等専門学校機構、「第3回 高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2024)」開催(2024年4月19日)