2020年9月1日
中央大、理工学部応用化学科 森教授らによる論文がアメリカ化学会の紙面に掲載
中央大学は8月31日、理工学部応用化学科の森寛敏教授らによる「電子状態インフォマティクスによる温室効果ガス吸収性イオン液体の混合最適化方法」に関する論文が、アメリカ化学会発行のIndustrial & Engineering Chemistry Research誌に掲載されたことを明らかにした。
同研究では、温室効果ガスであるCO2を吸収する性質を持つ機能性液体「イオン液体」を混合することで、単独のイオン液体を凌駕するCO2吸収量を持ちうることを、量子化学計算に基づくインフォマティクスアプローチにより理論的に見出した。
今回、森教授のグループでは、量子化学計算による有機イオンの電子状態データベースを構築し、AI技術による解析を実施することで、温室効果ガスの吸収/選択性に優れたイオン液体とその混合方法を瞬時に予測する手法を開発した。同技術はCO2以外の工業排ガスの分離・回収技術にも応用することができ、環境・エネルギー分野に寄与する「電子状態インフォマティクス」の技術開発に成功した。
同発見に関連した実験的検証の成果は、9月25日にオンライン開催される化学工学会・秋季年会で発表される。
関連URL
最新ニュース
- 小中学校のICT活用の事例を学べる「チエルマガジンセミナー2023春夏」4月16日開催(2023年3月31日)
- 学習eポータル+AI型教材「Qubena」、徳島県上板町の全小中学校5校へ導入(2023年3月31日)
- カタリバ×群馬県、外国にルーツを持つ高校生のキャリア支援で連携協定(2023年3月31日)
- 都立中高向けに生徒の健康状態を見える化する「都立学校版コンディションレポート」を導入(2023年3月31日)
- 校則見直し、教員の9割以上が「生徒の意見をきくことで学校をより良くできる」=カタリバ調べ=(2023年3月31日)
- 小中学生の約7割が新学期からも「マスクを着用する」と回答 =ニフティ調べ=(2023年3月31日)
- 保育士の採用担当者の約9割が保育士採用のために「保育施設のPRが必要」と回答 =子ねくとラボ調べ=(2023年3月31日)
- リンクトイン・ジャパン、LinkedInラーニングで若手社会人が学んでいるコース トップ10(2023年3月31日)
- 立命館大学、英語授業に機械翻訳とChatGPT を組み合わせたサービスを試験導入(2023年3月31日)
- メガネのZoff、埼玉・川口市立小学校で「目の健康」に関する出張授業を実施(2023年3月31日)