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2020年9月29日
子ども向けプログラミング教育ツール「IchigoJam BASIC」をバージョンアップ
B Inc. (ビーインク)は28日、同社の子ども向けプログラミング教育ツールソフトウェア「IchigoJam BASIC(イチゴジャム ベーシック)」をバージョンアップしたver1.4.3をリリースした。
ver1.4.3は、累計1000ライセンスを突破した「SkyBerryJAM(スカイベリージャム)」用の記念ファームウェアと共にリリース。また、ナチュラルスタイル社の「IchigoCake BASIC」もver1.4.3にバージョンアップした。
IchigoJam BASICは、LEDを点けたり消したりするプログラミングの初めの1歩から、ゲーム作りなどを1時間程度のワークショップで体験できる、プログラミング学習用に開発されたOS。
IchigoJamは、福井県鯖江市の全小中学校や高専のオープンキャンパスを始めとした様々な教育現場が活用。また、ナチュラルスタイル社が監修する「タミヤロボットスクール」のプログラミングコースに導入されるなど、2020年7月時点で発行ライセンス数は6万5536に達している。
今回のバージョンでは、ILI9341液晶ディスプレイモジュールで表示する専用ファームウェアを公開。画面込みでの組込みデバイス作りや、自作の一体型パソコン作りに便利になった。
また、事前に作成した課題ファイルでプログラミング学習する際や、イベントなどでプログラム展示する際などに、意図しないファイルの上書きを防止する「リードオンリーファームウェア」も利用できるようになった。
SkyBerryJAMは、2015年に栃木県立栃木工業高校で、起業家精神育成事業の取組みとして高校生が開発し、2017年に一般商品化されたIchigoJam互換機。
同高では、「課題研究」の科目や「部活動」などを通し、自校で開発したSkyBerryJAMを使って、高校生が教師役となり小学生に直接指導を行うプログラミング出前講座を、2016年から栃木県内の小学校を中心に実施している。
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