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2020年10月15日
ライフサイエンス分野の研究支援サービス「Sophiscope」のオープンβ版を提供
fukuは14日、ライフサイエンス分野の研究者を対象にした、同社の研究支援サービス「Sophiscope(ソフィスコープ)」のオープンβ版の先行利用の応募受付を開始した。
また、バイオ自然言語処理、機械学習エンジニアリング体制の強化を目的に、プライマルキャピタル2号投資事業有限責任組合、ディープコア社が運営するVCファンド、そして島田達朗氏を引受先とした第3者割当増資で、総額4500万円の資金調達も実施した。
「Sophiscope」は、ライフサイエンス分野の研究者を対象とした研究支援サービス。膨大な量のライフサイエンス論文の内容を、自然言語処理と機械学習を使って構造化することで、すべての実験条件を統一したフォーマットに整理する。
その結果、複数の論文を横断的に比較できるようになり、先行研究の検索と比較を広範囲かつ高速に実現できる。
オープンβ版では、がんの移植実験(Cell Line-Derived Xenograft, Patient-Derived Xenograft)に関して10万論文(3000ジャーナル)から2万のプロトコルを抽出。
抽出している実験条件とその種類数は10月14日現在、マウス22種、がん1370種、細胞株243種、評価指標7種。
オープンβ版では対象疾患をがんに絞っているが、今後は糖尿病、認知症、AIDSなどにも拡大する予定。また、実験条件の抽出を足がかりに、将来的には「論文の再現可能性の測定」、「実験条件の提案」、「実験結果のシミュレーション」などの機能も開発予定。
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