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2020年10月15日

理経、「VR地震体験システム」を練馬区が採用

理経は、地震体験車(起震車)にVR映像を連動させた「VR地震体験システム」を開発し、東京都練馬区で採用されたと発表した。

家具の転倒や物の落下などによる負傷被害をリアルに体験するため、起震車の揺れのなかでVR映像を連携させる方法がある。しかし起震車の動きとVR映像のタイミングを合わせることが困難といった実運用面での課題があったという。

同社は、この課題を解決するべく、起震車の体験開始ボタンに連動してVR映像を再生し、振動とVR映像のずれを解消する仕組み、さらに複数のVRゴーグルを同時に制御できる「VR地震体験システム」を開発。これにより、多くの人が容易に、よりリアルな体験で防災意識の向上を図ることが可能となり、練馬区で採用に至った。

同システムの特徴は、①起震車の操作ボタンで制御、②子供から大人まで複数人の同時体験、③起震車の揺れとVR映像の融合。

今後は地震に限らず、理経がこれまでに開発した火災や水害のコンテンツを起震車でも体験可能にするなど、ラインアップを増やしていく予定だという。

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