2020年10月24日
和洋女子大、デポール大学と「テレタンデム」によるオンライン交流スタート
和洋女子大学の英語コミュニケーション学科は23日、デポール大学 日本語学科(アメリカ・シカゴ)と「テレタンデム」によるオンライン交流を開始したと発表した。
「テレタンデム」とは、外国語を学ぶ学習者同士がペアになり、お互いの母国語や得意な言語をオンラインで教え合う学習法。同大学とデポール大学から、それぞれ14名の学生が本プログラムに参加した。新型コロナウイルス感染症の影響で、今年度、希望していた留学ができない学生も多く、オンラインを使って世界とつながる学習を体験する課外英語学習として、同大学の山本貴恵助教を中心に、本プログラムをスタートさせた。同学科は、同プログラムを起点として、今後も課外英語学習の充実を図る。
山本助教は、同プログラムのきっかけを次のように説明している。「私が研究している外国語自律学習の分野でコロナ禍の中どのように学生をサポートできるか、世界中の先生たちと情報交換をしている中で、デポール大学 日本語学科でも、日本にいる学生との交流に興味があるという声を頂きました。デポール大学は、日本語以外にもテレタンデムが進んでおり、外国語教育に大変力を入れている大学です。」
同大学での事前研修では、各自Zoomを利用して「英語での挨拶(あいさつ)ビデオ」を作成。1回目のセッション会話に向けて、自己紹介やアメリカで興味のある場所について、どのような内容にするかを話し合った。1回目のセッションでは、学生たちは少し緊張していましたが、大学生同士、お互いの興味のあることや趣味などを話すうちに、すぐに打ち解けることができたよう。約1時間のセッションの時間はあっという間に過ぎ「え、もう終わりなの?」「もっと話したかった!」という声が上がり、終了が名残惜しい様子だったという。
テレタンデムの良さは、どちらかが一方的に教えるのではなく、「お互いに助け合うこと」が前提にあること。終了後、「言いたいことがすぐに出てこなかったけれど、デポール大学のパートナーが絵を使って説明してくれたり、言いたいことを察してくれたりしたので会話を楽しめた」という声が上がった。参加者からは、次回のセッションまでに「英語の練習だけでなく、日本語をうまく説明できるようになりたい」といった意見も出て、デポール大学の日本語学習の手助けになりたいという参加姿勢の変化も見られたという。
関連URL
最新ニュース
- みんがく、自治体向け「無償スタート応援!教育特化型の生成AI活用キャンペーン」開始(2025年3月14日)
- 教育ネット、タイピング大会 実証自治体を限定10自治体募集(2025年3月14日)
- アローリンク、長野県が「Liny」を活用し「ながの子育て家庭優待パスポート」をリニューアル(2025年3月14日)
- ChatGPTなどの対話型生成AI、「学校で利用したことがある」小学生は16.8%、高校生は27.7% =学研調べ=(2025年3月14日)
- 6割強の親が「老後の備えより子どもの教育費にお金を回したい」と回答 =ソニー生命調べ=(2025年3月14日)
- 「大人になって学んでおけばよかった」No.1は「金融知識」 =日本こどもの生き抜く力育成協会調べ=(2025年3月14日)
- 通信制高校の選択、約6割は子供自身の意思で進学を決定 =ウェブクルー調べ=(2025年3月14日)
- 放課後NPOアフタースクール、「共働き世帯の小学生の放課後の過ごし方」調査結果(2025年3月14日)
- サイボウズ、ソーシャルデザインラボ「不登校・行き渋りに関するインタビュー調査」(2025年3月14日)
- キズキ、「不登校保護者の夫婦関係」のアンケートを実施(2025年3月14日)