2020年11月13日
大阪大学歯学研究科×NVIDIA、口腔がん早期発見AIの共同研究を開始
NVIDIAは12日、大阪大学大学院歯学研究科の平岡慎一郎助教が推進するAIを活用した口腔粘膜疾患の研究に参画し、口腔がんの早期発見を支援するAIモデルの開発に向けて、9月28日に共同研究の契約を締結したことを明らかにした。
平岡助教は、口腔がんの判別可能なAIモデルの開発に向けて、口腔粘膜疾患の写真を約3万枚収集してきた。NVIDIAはデータ収集後のアノテーション作業における前処理手法や使用すべきAIアルゴリズムのアドバイスなどを提供し、大量の画像を実際に使えるデータとして有効活用し、効率的に学習させることに成功した。
平岡助教は、学習環境としてNVIDIAのデータセンターGPUを搭載した大阪大学サイバーメディアセンターのスーパーコンピューター「OCTOPUS」および、研究用途に開発されたNVIDIAの高性能なグラフィックスカード「NVIDIA TITAN V」が搭載されたワークステーションを活用し、同社の技術支援を受けながら効率的に研究を進めた結果、作成されたAIモデルは、悪性腫瘍、口内炎、白板症、良性腫瘍の4クラスにおいて、非常に高い精度を達成したという。特に悪性腫瘍および口内炎の検出分類においてのモデルの精度は、感度、特異度ともに95%を達成している。
同研究グループは真の社会実装のためにさらなる精度の向上を求め、新たなAIモデルの開発を見据えて、このたびNVIDIAとの共同研究の連携を強化することとした。
関連URL
最新ニュース
- 出雲市社協、ひきこもり・不登校の子どもと保護者を支える第3の居場所「サードプレイスMAP」を公開(2025年2月12日)
- 高騰する大学進学費用、受験生の親の9割以上が「家計の見直し」を実施 =武田塾調べ=(2025年2月12日)
- 相模原市、「ロボット大集合!inアリオ橋本2025 with ROBO-ONE」15日・16日に開催(2025年2月12日)
- ソフトバンクロボティクスと大修館書店、「データサイエンスと探究、そしてDXハイスクールでの探究」24日開催(2025年2月12日)
- 朝日出版社、「CNNのニュースを使ったデジタル活用とリスニング指導の実践と理論について」3月開催(2025年2月12日)
- DMM.com、「オンライン英語学習で中高の英語授業が進化する!」3月31日開催(2025年2月12日)
- IssueHunt、サイバーセキュリティカンファレンス「P3NFEST」の登壇者とハンズオン講師を発表(2025年2月12日)
- JTB、中高生が観光や地域活性化をテーマとした探究成果のコンテスト「未来探究祭」Final STAGEを23日開催(2025年2月12日)
- ELSI大学サミット「AIを中心とした倫理的、法律的、社会的課題の取り組みを産学官が発表」3月開催(2025年2月12日)
- 聖学院高校、生徒・保護者・教職員・協力企業など対象に学習成果発表会を22日開催(2025年2月12日)