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2020年12月7日
「未来博士3分間コンペティション2020」オンライン大会の受賞者を発表
シュプリンガー・ネイチャーは3日、日本の大学に在籍する博士課程の学生が3分間で自身の研究をオンライン上でわかりやすく伝えることを競い合うスピーチ大会のオンライン大会の受賞者を発表した。
今年で第6回目となる同コンペは、11月21日に今回初めてのオンライン開催。同大会では、全国から集まった博士課程の学生が3分間で研究ビジョンを発表するためにオンラインのステージに立ち、次世代の研究者たちの多様性に富んだ活躍を見ることができたという。同大会は、「未来を拓く地方協奏プラットフォーム(HIRAKU)」が主催し、シュプリンガー・ネイチャーは広報面などで全面的にサポート。
今回は、オンライン開催ということもあり、世界中からの参加が可能となり、当日は、世界14カ国から合計でおよそ500人が聴衆として参加。応募者は、それぞれ質が高く、興味深い研究テーマを持って大会に臨んだ。今大会では、電池の研究、ボルネオ霊長類の研究、空気から水を作る方法に関する発表をした研究を審査員が評価し、それぞれの発表者を表彰した。日本語部門は、JST主催のサイエンスアゴラ2020でライブ配信された。
日本語部門の最優秀賞を受賞したのは、山口大学の山田 耕輝氏で、発表タイトルは、「光を使って電池の謎を解明!~完璧な電池にむけて~」。山田氏は、さらにマツダ動画賞を受賞し、ダブル受賞。
□ 最優秀賞 山田 耕輝さん (山口大学)
「光を使って電池の謎を解明!~完璧な電池にむけて~」
英語部門の最優秀賞を受賞したのは、京都大学のKenneth Keuk(ケネス・クック)氏で、発表タイトルは、「Cheesy epidemiology: studying the biodiversity-disease relationship in Bornean primates」。Keuk氏は、さらにシュプリンガー・ネイチャー賞を受賞し、ダブル受賞。
□ 最優秀賞 Kenneth Keukさん (京都大学)
“Cheesy epidemiology: studying the biodiversity-disease relationship in Bornean primates”
日本語部門のNatureダイジェスト動画賞、ならびに中外テクノス動画賞およびオーディエンス賞を受賞したのは、広島大学の森山 教洋氏で、発表タイトルは、「空気から水をつくる膜分離技術」。
今回の大会では、募集対象を全国の博士課程後期学生に拡大し、その結果24の大学から62件の応募があったという。動画審査を勝ち抜いた20人のファイナリストは、日本語部門ならびに英語部門それぞれのファイナル・ステージで1枚のスライドとともにオンラインで口頭発表を行った。審査委員会は、研究のビジョンや魅力、わかりやすさなどのコミュニケーション力の観点から、プレゼンテーションを審査した。
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