2020年12月17日
順天堂大×MELTIN、ロボット機器を使った脳卒中治療で共同研究契約を締結
順天堂大学は16日、MELTIN社(メルティンMMI)と、手指用ロボットニューロリハビリテーション装置の臨床効果検証を目的とした共同研究契約を締結したと発表した。
この共同研究は、上肢麻痺症状を呈する脳卒中慢性期患者を対象に、ロボット機器を使ったニューロリハビリテーションの臨床効果検証を目指すもの。
脳神経系組織の可塑性を応用して脳神経ネットワークの再構築を目指すニューロリハビリテーションは、脳卒中などの後遺症で運動機能障害を呈する患者の機能回復を目指す手法として注目されている。
なかでも、重度麻痺者の手指運動意図を正確に読み取り、運動補助ができるロボット機器の開発が切望されている。
今回の共同研究では、MELTINが開発中の上肢機能訓練用ロボット「XMM-HR2」を使い、脳卒中後片麻痺上肢に対するリハビリテーション治療の効果検証を目的とした特定臨床研究を実施しており、なるべく早期に患者の手指運動機能リハビリテーションの一助となることを目指している。
MELTINは、サイボーグ事業を行うベンチャー企業で、独自の生体信号処理アルゴリズムと生体から着想を得たロボットハンドの2つのコア技術を活かし、医療用機器およびアバター機器の社会実装を通して、人間の創造性を最大限に発揮できるサイボーグ技術の実現を目指している。
関連URL
最新ニュース
- 「TDXラジオ」Teacher’s [Shift]新年度スペシャル を公開(2025年4月7日)
- 「THE日本大学ランキング2025」 発表 東北大学が5回連続で総合1位(2025年4月7日)
- 偏差値50以上の私大合格者、60.9%が参考書の利用は「選抜型学習法」=武田塾調べ=(2025年4月7日)
- COMPASS、経産省「探究・校務改革支援補助金」の実証自治体・学校を募集(2025年4月7日)
- 高校教師の8割以上が食生活は学力に影響すると思っている=PECOFREE調べ=(2025年4月7日)
- 新年度、新たに勉強を始めようと考えている人は6割 =MS-Japan調べ=(2025年4月7日)
- 2025年版 新小学1年生の「将来就きたい職業」、親の「就かせたい職業」 =クラレ調べ=(2025年4月7日)
- Z世代 71%は「前職在職中」に転職活動を開始 =Medivoke調べ=(2025年4月7日)
- monoAI technology、姫路市と連携し2Dメタバース「ZEP」を活用した学習プラットフォームを提供開始(2025年4月7日)
- 芝浦工業大学、新入生の女子比率が27.8%に 過去最高を更新(2025年4月7日)