2022年11月10日
順天堂大、医学部初のSTEAM教育への試み「MEdit Lab STEAM教育研究会」発足
順天堂大学医学部人体病理病態学講座(順天堂大練馬病院 病理診断科)の小倉加奈子先任准教授と發知詩織助手は9日、課題を見つけ、解決する力を育むSTEAM教育で医学部初の試みとなる「MEdit Lab 順天堂大学STEAM教育研究会」を同大内で発足させた。
同研究会では、研究会メンバーが経産省「未来の教室」STEAMライブラリー事業で開発した動画教材「おしゃべり病理医のMEdit Lab」を活用したセミナーを開催したり、専用サイトを通して様々な情報を配信するなど、高大連携を進めながら、リベラル・アーツとしての医学や医療情報の共有の場を構築していく。
STEAMは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Art(s)(芸術)、Mathematics(数学)の頭文字をとった造語だが、「おしゃべり病理医のMEdit Lab」ではMがMathematicsではなく、Medicine(医学)なのが特色。
小倉先任准教は、2020年8月に経産省が公募した「学びのSTEAM化」実現に向けたSTEAMライブラリー事業に、編集工学研究所と協力して、高校生から一般向けの医学をめぐる学際的な教育コンテンツ「おしゃべり病理医のMEdit Lab~医学Medicine×編集Editで世界を読む~」を提案。
医学分野で唯一採択され、2021年3月に提案したコンテンツが一般公開された。翌年にも同事業に2年連続で採択され、コンテンツを拡充。
そして、これまでに制作した動画教材を活用して、STEAM教育ならびにその研究活動の場の構築を進めることを目的に、今回、「MEdit Lab 順天堂大学STEAM教育研究会」を発足させた。
【「MEdit Lab」5つのコンセプト】
①医学と医療を学ぶコミュニティ:医学や医療に興味をもつ中高生、大学生、そして保護者や教員、ドクターも集うコミュニティづくり
②「リベラル・アーツ医学」の発信サイト:中高で学ぶ教材をはじめとした他のジャンルを組み合わせることによる新たな医学教育の発信
③MEdit Lab教材開発のための研究所:中高生や教員の興味とニーズを結集した医学教材開発
④高大産学連携で取り組む息の長い学びの場:組織、専門、年齢、職種をまたいで長く広く深く連続していく学びの場づくり
⑤偶然を必然に変えていく学びの実験室:様々な偶然、きっかけを学びのエンジンにしていく実験の場
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