2022年3月11日
順天堂大医学部、経産省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に2年連続で採択
順天堂は10日、同学医学部人体病理病態学講座の小倉加奈子先任准教授が、中高校生~一般向けの医学をめぐるSTEAM教育コンテンツ「おしゃべり病理医のMEdit Lab」を提案し、経産省「未来の教室」STEAMライブラリー事業に2年連続で採択されたと発表した。
同省は、2018年度から「未来の教室」事業を進めており、昨年度ICTで活用できる動画教材を無料で公開する「STEAMライブラリー」を立ち上げた。
小倉准教授は、編集工学研究所と協力して、同コンテンツを提案。医学や医療現場のテーマを中心に扱ったコンテンツとして、唯一採択された。
昨年公開した教材の魅力や実際の活用方法を提供する動画教材はすでに「STEAMライブラリー」サイトで公開されており、今年度開発の新教材も3月1日に同サイトで公開。誰でも自由に閲覧、ダウンロードできる。
今年度提案する新規教材「おしゃべり病理医のMEdit Lab~医学にまつわるコトバ・カラダ・ココロワーク~」は、3つのテーマに分けた対談型の動画教材。
同大の小児外科・山髙篤行教授、泌尿器科・堀江重郎教授、同大医学部1年で元ラグビー日本代表の福岡堅樹氏、精神科医の星野概念氏が、それぞれのテーマについて小倉准教授とともに語り合い、ユニークなワークを通して、医学のプロフェッショナリズムを学ぶ内容。
同教材は今春、STEAMライブラリープラットフォーム上で公開。公開後は、全国、誰でも、どこでも活用できるプログラムになる。
また、来年度以降は、同大「アドミッションセンター」の支援のもと、活用方法やワークの内容を共有できるよう、学内で教員が中高生向けのコミュニティを立ち上げるなど、高大産学連携の一環として継続していく考え。
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