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2020年12月21日

一度は「すらら」解約も検討したが新体制で「先取り学習」に挑戦/東明館中学

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東明館中学校・高等学校(佐賀県基山町)は2016年度、中学校寮生の学習強化を目的に「すらら」を導入した。その結果、進研模試において、成績向上成果が見られたことから、2017年度には、進学コースの生徒を対象に導入、家庭学習を中心に活用した。ホームルームでテストを受験し、残りを宿題として家庭学習で行うというもの。2018年度には、進学コースの生徒を対象に朝学習の時間での活用をはじめた。生徒自身で学習箇所を選択し、自習教材として利用した。学習量の多い生徒は、進研模試において成果が見られたが、全体的には明確な成果を確認することが出来なかったという。「すらら」解約という話になった。そこで2019年1月、すららネットでは、成果を出せなかった原因を分析して、新たな運用方法を提案。その提案に手を上げたのが、国語科担当で中学1年の学年主任を務める久良木健志教諭と数学科担当の長岡 潤教諭だった。再スタートから半年。「すらら」の担当者が、中間報告と生徒たちとの対話会に参加するというので、同行した。

久良木健志教諭(左)と長岡 潤教諭(右)

2018年度運用で成果が出せなかった原因と解決策

2018年度に「すらら」を運用する中で難しかった点として同社が指摘した点は、まず「学習時間と環境」。朝を「すらら」学習の時間としたが、スクールバスの本数の制限があったり、放課後は部活との兼ね合いがネックになり、対象の全生徒が毎日学習する時間を設けることができなかった。

「すらら」で学習する生徒

「運用する組織」では、「すらら」運用の中心となる教員と、教科主任やクラス担任との連携体制を築くことができなかった。また、「利用目的」では、「学習習慣の定着」、「基礎学力の向上」を目的に運用したが、時間・環境の制限から目的と合致した運営を行うことができなかったという。「管理」では、「管理画面」の確認に手間がかかったため、労力がかかるものの、成果の創出には至らなかった。全体として、生徒の自学自習任せ体制だったのが原因だった。

昨年1年を担当していた長岡教諭は「学校でやらせる機会を設けられなかったので、習慣づけることが出来なかった。ユニット数、総学習時間が少なかった」と振り返る。

長岡 潤 教諭

こうした課題を解決するためにまず運用方法の見直しとして提案したのが、授業内で「すらら」を活用すること。週1時間「すらら」の時間を設定し、その中で小テストを実施。家庭と学校のPC教室で小テストの弱点個所の復習を行う、というもの。

次に、すららネットから毎週1回、生徒の学習レポートを送付。具体的に、どの生徒にどんなアクションを取れば良いかを提案する。こうした情報の提供で、一人ひとりの生徒の取り組み方や進捗状況を把握することが出来るようにすること。

生徒に任せきりにしない運用体制については、学年を動かせる教員(学年主任)を一人配置して、教科担当と連携、成果の出せる運用体制の提案と組織づくりをサポートする、と提案した。

生徒の学習効果が上がるものなら何でもやってみたい

すららネットの提案に利用を決めた久良木先生は、手を挙げた理由について「私は、ICTでもeラーニングでも、生徒の学習効果が上がるものなら何でもやってみたいという思いがあります。これまでやって効果が上がっていないなら、上がらせるやり方を考えてみようと、1年間の検証期間のつもりで取り組みました。新しいツールはまず、学習が楽しくなればいいんです。塾でeラーニングをやってきた生徒もいますが、アニメーションを使って解説してくれるのは『すらら』だけです。キャラクターが出てきてオモシロイとか、競争できたり、ゲーミフィケーション的な要素もあって、生徒が楽しく学ぶ事ができます」と「すらら」の独自性に注目したという。

久良木 教諭

そして「すらら」に期待したい効果は、生徒が自ら学んで自分の能力を切り開いていく力を育てることだという。「当校の特進クラスも進学クラスも受験が目標です。生徒たちは、進学校だから、勉強するのが当たり前の学校だと分かって入学してきています。しかし、塾などで学び慣れている子どもたちは、テストの点数に拘りすぎてしまったり、必要な学習だけをして、ここまでやれば良いと決めつけて背伸びしない傾向があります。社会が変化する時代、グローバル化、IT化に対応できる力を育てなければなりません。しかも、これまでのやり方のように学びは教師からすべて与えてもらうものではなく、自主的に学ばないといけない時代になります。『すらら』は、その気になればどんどん先取り学習ができます。授業の先へチャレンジできます。個々の能力で先へ進んでいって欲しいです。そして、学習習慣の定着にも役立ちます。家庭での先取り学習が定着して学校の授業が復習になるなら、学びが深まる素晴らしいことです」と、生徒が自ら『すらら』を先取り学習に活用してくれることを期待している。

すららネットがサポートできること

この日、すららネットの担当者が同校を訪ねたのは、9月以降の生徒学習データの報告と生徒の声を直接聞くため。学びの傾向としては「9月以降課題配信が行われなかったため、学習量については個人差が大きい」、「英・国・数の3教科で、英語を学習した生徒が一番多かった」、「英語・数学ではレクチャーをきちんと視聴して正解率も高いが、国語では、レクチャー動画視聴時間が短く、ドリル学習時間が長くなり正答率が低い」などを報告。レクチャー動画を丁寧にみるとドリルの正答率が高いという「すらら」の基本的な学習姿勢が現れていると評価するとともに、レクチャー動画の視聴~ドリルの流れを確実に行う指導が必要だとした。

すららネット社員と生徒たちの対話会

久良木先生が期待する「先取り学習」は行われているか。教科単元別の正答率と学習者数のデータをみるとその傾向がみられる。例えば、「算数/数学」で、教科の単元に当たる「ステージ名」をみると、「2次関数」「確率」「三角関数」「指数関数と対数関数」「連立方程式」など中学1年の単元では登場しないようなステージに取り組んでいる生徒が数名以上いることが分かる。驚くことに、高校の数Ⅱで登場するはずの「微分法」に取り組み、ドリルで80%以上の正答率を出している生徒もいた。

挙手して意見を述べる生徒

すららネット担当者と生徒の対話会では、「すらら」の取組に対するデータ分析や取り組み方に対する報告、アドバイスの他、生徒たちからの質問やトラブル報告も行われた。
「数学の図形の問題で定規がずれる」
「入力する数式が長いと後ろの方が見えなくなる」
「国語の縦組みが崩れて見にくいことがある」
「間違っていないのに×になることがある」
など、システムのエラーやバグが考えられる場面では、担当者から「不具合やおかしなところがあったら、ステージやレッスン番号を記録して先生に報告してください。『すらら』の技術開発スタッフが対応します」と、協力を依頼。また、「授業で教わった通りの答え方をしたら不正解になった」という質問に対しては、「『すらら』のドリルはレクチャー動画の解説に沿った回答を求めているので、授業と異なるやり方でも動画の解説に沿って答えて欲しい」と応えていた。

対話会の最後に生徒たちに「家庭で週5時間以上『すらら』に取り組んでいる人」と質問したところ、ほぼ全員の手が挙がった。また「先取り学習で『すらら』を使っている人」と問うたところ、およそ4分の1程度の生徒の手が挙がった。久良木先生が期待する「学習習慣の定着」や「先取り学習への取組」が、確実に進んでいるように感じられた。
(2019年度に取材)

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