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2020年12月24日

遠隔職業体験「テクノロジーと協調する社会を考える」アバー・インフォメーションのカメラソリューションで一体感を実現 /江南市立西部中学校

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江南市立西部中学校2年生123名が、キャリア教育の一環としてアバー・インフォメーションのカメラソリューションを活用した遠隔授業による職業体験を行なった。遠隔地にいる社会人メンターとのビデオ通話やチャットを通じて生徒らは職業や将来の変容について考察、グループワークのアプリ開発やプレゼンテーションで理解を深めた。西部中学校 岩田智文教諭に、この遠隔職業体験を企画した背景やねらい、アバー・インフォメーションのカメラやマイクなど遠隔授業ソリューションが担う役割とその効果について話を聞いた。

江南市立西部中学校 岩田智文教諭

コロナ禍でも職業体験の機会を、ICTを活用した西部中学校の取り組み

例年、2年生の総合的な学習の時間で、実際に職場を訪問し「働く」ことに関心を持ち、職業について考えるきっかけとなる職業体験を実施している。今年はこの貴重な機会をコロナ禍によって奪われてしまった。

5年ほど前から遠隔授業の研究に携わってきた岩田教諭は、この事態を受け、職場体験に変わる代替案を企画した。遠隔職業体験は、みんなのコードやメンバーズキャリアといった社会人メンターらと西部中学校の2年生がいる4つの教室を結び、準備から発表まで全10コマで実現された。テーマは「テクノロジーと協調する社会を考える」。

制作したコンテンツやアプリについてプレゼンをする生徒ら

はじめに調べ学習を通じて職業への興味を喚起、今後の社会や職業の変化について考察した。クラスごとにオンラインで、社会人メンターの話を聞く会を設け、やりとりを通して更に考えを深めた。次に生徒らの興味によって4つの分野の職種に分かれてグループワークだ。メンターからScratchを使ったWEB広告・アニメーション広告制作のアドバイスを受ける。顧客に提供するサービスを企画設計する上での重要な点を指南されるなど実践的だ。選んだ分野における将来の変容を考慮し、課題解決のためにScratchでアプリ制作にも取り組む。12月1日の授業では、グループごとのプレゼンテーションと制作作品の視聴会が開催された。

対象顧客、課題解決の着眼点や発想にも学びを通じた様々な工夫が凝らされていた。例えば、スピードを変えて階段を昇降するトレーニングコンテンツ、ナレーションを棒読み風にしたホームトレーニングコンテンツなど視聴者の好みを意識した演出も随所に光った。
接客について考察したグループの「式場プランのアンケート」アプリは、結婚式場選びの煩雑さを課題ととらえて、ユーザーがアプリ画面に表示される、好みの色や式場タイプ、予算といった質問に答えると適切な式場プランが提案される完成度の高いものであった。制作を振り返り生徒らは、ユーザーの選んだ答えによって表示画面を切り替えられた点を評価し、将来的にテクノロジーを活用しウェディングプランナーの仕事もスムーズになると考えを発表した。

◆快適で自然な遠隔授業環境を、教諭のこだわりに応えるアバー・インフォメーション遠隔授業ソリューション

岩田教諭は、遠隔職業体験を生徒らがもっと特別な経験と感じるのではないかと当初考えた。しかし、実際に授業を行ってみると非常に自然に学ぶ姿が見られたと驚く。生徒らは既にオンライン座談会やビデオ通話に慣れていて順応性が高いというのはもちろんあるのだが、話を聞くと岩田教諭の快適で自然な環境、一体感へのこだわりが成功の鍵のようだ。

◆メンターらに生徒の迷いや教室の雰囲気を伝える広角高解像度Webカメラ CAM340+

各教室に設置されたAVerプレミアムWebカメラ CAM340+からのビデオ映像は授業の様子を細やかにメンターらに届ける。岩田教諭はいくつかのWebカメラを試してみたが教室全体を俯瞰できる120度の広角映像は何にも変え難いものと結論づける。なぜなら教室全体にただよう雰囲気をそのままメンターにストレスなく届けることが遠隔授業を成功に導く上で重要だからだ。全体の状況をつかみ、困っている生徒が大多数か少数かといったプロジェクト全体の進行や首尾を把握して適切な指導へとつなげるのだ。もちろん4K対応で60fpsと細部を確認する上でも申し分のない高画質だ。マスクをつけた生徒の表情もはっきりとわかるので個々の迷いや理解度合いを汲み取れ、反応が手に取るようだという。細部と俯瞰をかねそなえる広角高解像WebカメラとしてCAM340+の他には選択肢はないと岩田教諭は語る。

◆ライブ感・一体感に欠かせないセカンドカメラの役割 書画カメラ M11-8MV

M11-8M-Series

生徒らは紙のワークシートに記載しまとめることが度々ある。メンターらにこのワークシートを共有し講評を得る場合には、書画カメラ(実物投影機)が活躍する。岩田教諭は今回の遠隔職業体験に際し、書画カメラAVerVision M11-8MVの導入数を増やし4つの教室に2台ずつ配置した。当初はタブレットのインカメラでも代用していたが、メンターからは判読が難しいとう声が相次いだ。これではグループワークにメンターが参加しているというライブ感や一体感が損なわれてしまう。800万画素という高解像度で20倍デジタルズームを備えたM11-8MVを利用し、一緒にワークシートを覗き込んでいるようなクリアな映像を実現したのだ。USB給電で接続も容易で手軽なため生徒らの活用もすすむという。

*「CAM340+」と「M11-8MV」は、米Zoom社で推奨されている製品の日本向けモデルです。

◆ワイヤレスで配線のわずらわしさから解放、高性能書画カメラM15Wも併用

M15W

Wi-Fi接続及びミラキャスト接続に対応したコンパクトな書画カメラ AVerVision M15Wはワイヤレスで、ケーブルを差す配線のわずらわしさから解放される。初期設定さえしておけばあとは使用時の設定は非常に簡単だ。岩田教諭を筆頭に2年生の教諭らは皆、遠隔授業への取り組みに積極的だ。良い機会ととらえて週次で勉強会を重ねて準備を進めているという。はじめは接続の失敗などもあったが経験を重ね、全体のスキルアップを実現している。それでも、限られた授業の時間を有効に活かすために設定が容易なワイヤレス書画カメラの利便性は高いだろう。

◆生徒とメンター双方の音の環境へのこだわり

メンターはヘッドセットを装着しているためマイクを通じて聞き取りやすい声が届く。一方教室の生徒らはヘッドセットを装着していない。生徒の発声をクリアに収音できるようAVerMediaの指向性の高いマイクを採用している。ストレスのない遠隔授業のために音の環境にもこだわっていると岩田教諭はいう。

このように快適で自然な遠隔授業の実現に、岩田教諭の環境へのこだわりが大きく関わっていることがわかるだろう。そしてそのこだわりに応え続けたのがアバー・インフォメーションの遠隔授業ソリューションだ。

困難な状況でもアバー・インフォメーションはじめベンダーのサポートを味方に、「まずはやってみる」

岩田教諭は、今回の遠隔職業体験に、メンター企業、アバー・インフォメーションなどベンダーの非常に強力な支援があったと振り返る。困難な状況に直面しても「まずはやってみる」の精神で進むことが信念だ。失敗を考えてやらずにいるのはもったいないこと、なぜならアバー・インフォメーションをはじめ多くのベンダーは想いを相談すれば解決策を提案してくれるからだという。コロナ禍がなかったなら普通の職業体験ができて当たり前だったが、今回挑戦をしたことで通常とは別の、それ以上の体験もできたのではないかと語る。

この授業を通して、「どんな環境であれその時にできることはいくらでもある。アイデアで解決することは多分にある。そういう力を身につけてほしい」と生徒らを想う。

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