2020年12月25日
国際高専、2年生生徒3名がAI使いニホンザルの画像認識率で80%を達成
国際高等専門学校は23日、AIを使ったサル認識システム開発に取り組み、6日の実証実験で画像認識率最大80%を達成したと発表した。
同校では、地域の問題発見と解決策の創出を考えていく「エンジニアリングデザイン」という授業があり、2年後学期の授業で、畠中義基さん、杉晃太朗さん、佐藤俊太朗さんの3名が白山麓におけるサル被害対策をテーマに取り組んだ。
コロナ禍でフィールドワークが制限されていたため、インターネット上にあるサルの画像をAIに学習させたが不十分だったため、11月にニホンザル園がある森林動物園でAI学習用のサル画像をさまざまな角度から収集。画像約7000枚をAIに新たに学習させることで、65%から80%の認識率を達成することに成功した。
2021年度から社会実装を進め、サルが畑に侵入したら所有者のスマートフォンに知らせるシステムの構築を目指す。2022年度以降は監視範囲の広域化を進めるとともに、ロボットやドローンなどを使った威嚇排除技術も構築。2024年度には隣接農地での実運用を進めるという。
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