2020年12月25日
学習アプリ「SANTA TOEIC」、東北工大での導入事例と学会発表の内容を公表
Langooは24日、同社のTOEIC学習アプリ「SANTA TOEIC」が、最大で390点のスコアアップを達成した東北工業大学での導入事例と学会発表の内容を公表した。
同社は今年4月から、外出自粛要請で十分な英語学習環境を提供できない大学をはじめとする高等教育機関に対し、AIを活用したTOEIC学習アプリ「SANTA TOEIC」と「法人向け学習管理システム(LMS:Learning Management System)」を無償提供した。
無償提供先の東北工大では、学内希望者に「SANTATOEIC」を提供。近隣地域別大学でも、英語クラスの副教材として採用された。
また、今月12日と13日に行われた「関東甲信越英語教育学会 第44回オンライン研究大会」で、東北工大の佐藤夏子准教授が、「SANTA TOEIC」の活用方法と効果について発表した。
佐藤准教授によると、英語非専攻の大学1年生の学生36人に、授業が開始された5月11日から3カ月間で2000問を目標に取り組むよう指示。
また、学生がお互いに刺激を受けることができるように、各学生の「SANTA TOEIC」の取組状況(学生の平均問題取組数、TOEIC予想スコアの平均値、平均上昇値)を学習管理システムから取得し、毎週Google Classroomのストリーム上に発表した。
その結果、「SANTA TOEIC」の問題2000問は数人を除き全員がクリアし、TOEICの予想スコアも最初の診断スコアから平均107点上昇。
また、学生が提出したレポートからは、アプリで学習のモチベーションを高められたことがうかがわれたという。
同社が、これら36人の学生の学習データをさらに分析したところ、最大で390点のスコアアップを達成しており、最多問題解答数も4084問にまで及んだ。全体のスコア分布の変化からも、クラス全体の英語力が底上げされたことがはっきりと伺えたという。
「SANTA TOEIC」は、従来の画一的なTOEIC学習と異なり、一人ひとりの習熟度に合わせて、最適な学習カリキュラムをAIが作成するアプリ。今年12月時点で、国内外の利用者数が125万人、総回答数1億問を突破した。
関連URL
最新ニュース
- オーディーエス、2024年度の鳥取県GIGAスクール運営支援センター業務を受託(2024年4月19日)
- AmbiRise、電子請求サービス「Haratte」の導入で釧路市の学校・教委の支払業務が85%削減(2024年4月19日)
- 子育て環境、8割の保護者が「地域間格差がある」と回答、特に「子育て施設・設備」で実感 =トラストバンク調べ=(2024年4月19日)
- 小中学生の60%が「新学期に学校に行きたくないと感じたことがある」=ニフティ調べ=(2024年4月19日)
- 保護者の6割以上が子どもの自主学習をサポートしている=明光義塾調べ=(2024年4月19日)
- 国公立大学現役合格者の勉強時間、高3で休日6時間以上が48.6% =じゅけラボ予備校調べ=(2024年4月19日)
- 東京理科大、「デジタル人材」を育成する学部・学科を2026年4月に新設(2024年4月19日)
- 東京経済大学、高校生向けのオンライン講義「東経大ライブ」26日から全10回配信(2024年4月19日)
- 東京大学とNTT東日本、地域循環型社会の実現に向け産学協創協定を締結(2024年4月19日)
- 国立高等専門学校機構、「第3回 高専GIRLS SDGs×Technology Contest(高専GCON2024)」開催(2024年4月19日)