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2021年3月16日
ドコモ、gaccoでAIを活用して制作したオンライン講座を開講
NTTドコモとドコモgacco(ガッコ)は、AI(人工知能)技術を活用して大規模公開オンライン講座(MOOC:ムーク)を制作し、ガッコが運営するMOOC学習サービス「gacco」において、12日から提供を開始した。
AIを活用して制作したMOOC講座は、講師が話している数分程度の動画と、テキストデータから生成した音声データをもとにAIで講師動画を生成することで、講座全体をまるで講師本人が話しているように再現したもの。
これは、音声合成技術を有するNTTテクノクロス(NTTテクノクロス)と、AIによる人物動画生成技術を有するデータグリッド(データグリッド)の最先端技術を活用することで実現。
まず、NTTテクノクロスの音声合成サービス「FutureVoice Crayon(フューチャーボイス クレヨン)」を活用して、テキストデータから講座内の音声データを生成。テキストデータを「FutureVoice Crayon」にインプットすることで、人間の声と遜色ない自然な音声データが生成される。
次に、データグリッドのAIによる人物動画生成技術により、音声データと数分程度の講師動画をもとに、音声に口の動きを合わせ、講師本人が話しているような長尺の講義動画を自動的に生成。この技術は、少数のデータで精度の高いデータ生成が可能なGAN(Generative Adversarial Network / 敵対的生成ネットワーク)により実現しているという。
これまで、講座の動画制作は、撮影用のスタジオを用意し、講師があらかじめ準備した講義原稿を解説する模様を撮影することが基本だった。これからは、音声合成と人物動画生成の技術を活用することで講師がスタジオに出向くことなく、かつ講義原稿を解説することなく、動画を制作することが可能に。
講座概要
講座名:AIの基礎と開発プロジェクトの進め方
学習期間:3週間
受講料:無料
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