2021年4月28日
多摩美術大学、アドビ社のオンライン講座を活用した学生サポートを国内の大学で初めて実施
多摩美術大学は27日、アドビの「デジタルクリエイティブ基礎講座オンライン版」を活用した学生サポートを、国内の大学で初めて実施すると発表した。
同講座は、構成・レイアウト、タイポグラフィ、造形、色彩、動画編集など7つの項目があり、それぞれ講義と演習の2部構成になっている。
同社のデジタルクリエイティブツールを使って、どう表現するか、どうアイデアを可視化するかを体系的に学ぶことができる。
同学メディアセンターと同社で今年度のサポートセミナーの開催について協議したところ、コロナ禍の収束の見込みが立たない現状で例年通りの対面での開催ができるかどうか不透明であること、また、オンラインの方がより多くの学生が参加できることなどから、今回、国内の大学では同大が初めて同講座オンライン版の提供を受けることになった。
同学メディアセンターでは、同講座を学生の学習支援に活用し、学生たちの「もっとスキルアップしたい、デジタルリテラシーを高めたい」という意欲に応えていく。
学生が自主的にこの映像で学べる機会を増やすだけでなく、有志の先輩学生をサポートに付けアドバイスできるようにすることも考えているという。
また、授業支援にも活用することで、これまで教員が新入生などを対象とした授業の中でツールの使い方をレクチャーしていた一定の時間を、美術教育そのものに注力できるようになった。
同学では、学生の創作活動を支援するため、同社とAdobe Creative Cloud利用に係る包括契約を結んでおり、学内の全パソコンで同社のデジタルクリエイティブツールを利用できる体制を整えている。
2016年に「学生オプション」を導入し、全学生が個人のパソコン1台に限りAdobe Creative Cloudを無償で利用することができるようにしたほか、今年4月からはAdobe Creative Cloudのアカウントを全学生に、自動的に付与するようにした。
また、同学メディアセンターでは、Adobe Creative Cloudの利用促進と初心者へのサポートを目的に毎年アドビから講師を派遣してもらい、同社のデジタルクリエイティブツールを学ぶセミナーやワークショップを開催している。
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